大学時代3
大学時代のラグビー仲間とは、何度かスキーに行きました。ラグビーには一所懸命取り組んだとはいえ、元々運動にはあまり縁のないメンバーだったこともあり、スキースタイルは軟弱なものでした。朝食後しばらくのんびりした後、ゲレンデに出て行くのですが、リフトに乗って5本ほど滑ると、早く風呂に入ってゆっくりしようと言うのです。寒かったこともあり、熱い湯船に浸かるとジーンとする感触で何とも言えず気持ちがいいのです。風呂から上がると民宿の部屋で麻雀が始まります。スキーには5~6人で行きましたが、食事を挟んで夜まで麻雀です。交代で卓を囲むのですが、私以外は皆煙草を吸います。部屋は煙が充満しますが、寒いので殆ど締め切りです。煙草をは苦手でしたが、その頃は、逃げ出すほどではありませんでした。仲間は煙草を吸うとはいえ、チェーンスモーカーという訳ではなかったので、我慢できる範囲だったのかも知れません。
一方、母校のバスケットボール部の仲間ともよくスキーに行ったものです。こちらは、体育会系のメンバーだったので、全くスタイルが違います。リフトは1日券を購入し、夜行列車で早朝に到着したその日から、リフトが動き出すころにはゲレンデに出て、暗くなるまで滑るのです。今はスキーに行かないので、その程度混んでいるのか知りませんが、その頃は、スキー場はスキーヤーで溢れかえっていました。日中混んでいるときには、2~30分リフト待ちの行列ができることもありました。それでも、1日30本は滑ったと思います。一度何年か下の後輩達も一緒に10人くらいで岩岳に行ったときには、強風でリフトが止まったにも関わらず、リフト1本分を歩いて登っては滑るとということを何度か繰り返したくらいです。暗くなるころ宿に戻り入浴しますが、この気持ち良さは変わりません。食後麻雀などもしましたが、皆で卓を囲むので賑やかなものです。喫煙者もいないではなかったですが、ここでは殆ど吸わず、快適だった印象があります。どちらのスキー旅行も私にとっては楽しい、素晴らしい思い出です。
このように書いていると、活動資金のことが気になるかも知れません。どちらのグループのメンバーも家庭教師をしており、大抵複数の生徒を持っていてそれなりに収入はあったのです。別の機会に書くことがあるかも知れませんが、ここではこのくらいにしておきます。少し、煙草の話がでてきました。次回から、しばらく「たばこについて思うこと」を書いてみようと思います。