私と文章(或いはサイトの話)

 友人がnoteを書いてて羨ましくなったので我もnoteなるものを書こうと思い立ったけどなにも書くことがない。
 私は二次創作書きで、しかも数を打つタイプの字書きなんだけどこの一ヶ月くらいまったく書けてない。悲しい。悲しいのでなんかこう……noteにこの想いをつらつらとぶつけてみたいと思う。ぶつけられるのかが問題ではあるのだが。これでも何年か前はほぼ日でかかさず日記を書いていたし、Twitterも毎日してるからnoteの記事のひとつくらい書けるやろと思っているが、そんなに中身があるようなことは書けないと思う。中身のない日記を繰り返していた日々、もう忘れてしまった、遠い昔の日になってしまったけれど、アニメの感想を毎週欠かさずに書いたりとかしていたので。でもなんかもう昔と今とだとかける熱量が違ったんだと思う。

 先述した通り、私は二次創作を文章でするタイプのオタクである。昔は絵を描いていたが、どうしても文の方が自由度が高く、時間効率がいいことに気付いてしまったために文章に時間をかけることにした。今でもごくたまにだが絵を描くこともあるが、「この程度の絵ヂカラでカプものを描くのは無理だな……」と思ったので、これからもカプものを出力しようとしたら文ですると思う。
 文章を書き始めたのは、当時、携帯サイトが流行っていたためである。何年前の話だ、ということになるが十数年くらい前の話だ。その頃は携帯サイトの最全盛期であり、携帯小説の書籍化などが流行っていた頃のことであった。だから私が、サイトを持ちたい! 自分の城を持ちたい! と思うにあたり、携帯サイトを作ろう・メインは文章にしよう、と思うのも至極当然のことであった。
 時系列が前後するのだが、私はネットで日記を書いていた。掘り起こせばまだでてくる、ネットに疎いときのまま、学校行事などがあった日付を探せば、自分がどこの誰かが特定できそうなくらいの、クソ黒歴史である。
 しかし、携帯サイトを作る前の私はそれを数年続けていた。
 その数年で全く文章を書いたことがない人間よりは、文章を書く、ことに対してのハードルが低くなっており、かつ、ある程度読むことができる文章が書けるまでにはなっていたのである。
 しかし、だからと言って最初から読める文章が、二次創作が書けるはずがない。なんか……当時の最先端で自分が大好きだったのが括弧が連続する、つまりはオサレ小説なんですけど、それに強い憧れがあったため括弧乱舞で今読んだら読めるもんじゃなかったんですよね恥ずかしい。(今でもその文章は手元に残してある。ある意味、最初に書いた大事な文章なので)
 2000字くらいのものでしたが取り敢えず一作書けたということは自信になったわけです。一作書けたら二作目も書けるし三作目も書ける。
 私が当時はまっていたのはトランスフォーマーのビーストウォーズだった。それの擬人化である。今思えば文章で擬人化ってと思うけど、ビーストウォーズは擬人化が主流だったので違和感はない。ピクシブにも少しだけ載せている。唐突に時期がズレてハマってしまった誰かの救いになっていればいいな、と思う。
 少しずつ書いたものを増やして(ビーストウォーズの次に実写映画とアニメイテッドにもはまったのでそれも書きまくった)私は2008年あたりで携帯サイトを立ち上げたのだった。monospaceさんで、である。なんか去年の6月から音信不通になってサイトが全部消滅した、あのmonospaceさんである。えっほんとなんだかんだ言って愛着あるんでmonospaceさんほんと……どうにかしてくださいよろしくお願いします。時代だったから一応FC2でサイトを作ってはいるけど、携帯サイトでしか読めない話もあるんでほんとよろしくお願いしますよ、マジで。ちょっとだけとってない話もあるので。マジで。復活させてください。頼みます。
 まあそれはさておき、当時はランクにも登録しており、作品数がそれなりにあり、扱っているカプも多岐に渡り、暇だったから更新ペースも早かったのでありがたいことに上位常連にもなったりした。
 二度目になるが当時自分の中で流行っていたのがオサレ小説だったので、それに憧れて短文を何本も書いた。更新はできないがブログにちょっとした小話や萌え語り、妄想を毎日書いた。あの頃の脳みそを今取り戻したいくらいいろいろ書いていた。
 それが今の自分の糧になっているのだと思う。
 オサレ小説ってなに? と思われる方も多いと思うが、巨大タイトルなどを用いただいたいが短いなんかこうオサレな雰囲気の小説のことである。いまいち掴みきれないのにもう風化してしまって死語と化している。だが令和になってもオサレ小説の歩みを切らしたくない私はpixivのSSまとめではオサレ小説風に巨タイ(巨大タイトル)を入れている。今できる精一杯のオサレ要素だ。壺ポエムなんかももう死語だろうな……。私の文章はオサレポエムと西尾維新からきているのでなんかその残滓を受け取ってもらえていたらうれしい。まあこのnoteを読んでいる人が私の文章を読んでいる人とは限らないのだが。
 そしてTwitterを始めた私は文章を書かなくなった。
 Twitterで出力すると文章を書かなくなるんだよな……。私も例に漏れずそのひとりとなった。

 話を現代に戻そう。私は数を打つタイプの字書きである。早いときには1万字超を1日で書いてその日にアップすることだってする。小話を1日で4本書いたりもする。
 そうなったのは推しカプに出会ってからである。推しカプに出会うまでに紆余曲折あったが、それはここでは語るまい。
 けど今めちゃくちゃスランプなんだよな~~~!!! 書けないわけじゃなくてネタが浮かばない。これでも昨年の2月は30本書いてた。それが悪かったのかな~~~!!?? 先月とか10本? くらい? しか書いてない。悲しい今月に入ってだと3本くらいしか書けてない悲しい。
 そんな感じである。なにも書いてないのにこんなnoteを書いていていいのかすら思ってしまう。でも二次創作だし、創作に義務とかないし、これは自分が書けねぇのがやだー!! してるだけのなんか……アレだ。狂ってるときはめちゃくちゃなスピードでめちゃくちゃ書き出すし一ヶ月で本も作るけど狂いが終わったらこんな感じになる。いつも狂っていたい。助けてくれ。
 ちなみに今はジャンルを三本並行している。メギド(推しカプ)、ツイステ(監攻め)、FGO(リンボ)だ。
 ジャンルを並行していても書けてないなら意味がないだろ。そうなんですよ。助けてくれ。

 ちなみに、私は最初から最後まで一本通しで書いていくタイプである。友人もそうらしい。
 思いついた場面から書き出していく人がいるらしくその手があったか! と思った。
 あと文章を書いてる最中にどうしても手が止まるときには立ち上がって部屋をうろついたり、廊下をうろついたりして歩いて思考をまとめる癖がある。前は長時間歩く仕事をしていて、その時に考えをまとめていたため、そんな癖がついた。JDCの探偵にそういうのいたよな。いや私は読んでないんですが、なんかそういう話を聞いた。
 書き始めさえなんとかなれば書けるんですよ。あとは書くだけなので。でも今はその書き始めすら浮かばん。助けてくれ。

 以上です。ありがとうございました。

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