コーチングの講習会に参加して思う事

先日、マザーズコーチングというものの講習会に行ってきました。

講習会と言っても、学習教材販売会社が教材購入者に向けてのサービスの講習会で、本格的にコーチングについて学ぶようなものではなかったので、子育て座談会といったほうが当てはまるかもしれません。

実は私は以前から「コーチング」という言葉に少し嫌悪感のような感情を抱いていたのですが、実際にコーチングについて勉強したわけでも話を聞いたわけでもなく、ただ何となくイメージで苦手意識を持っていました。

私にとってのコーチングのイメージは、「意識高い系」「自己啓発」「スポーツ等何かの指導者の技術の一つ」のような具合です。ついでに言うと、以前お世話になった会社の苦手な上司が何かにつけて「コーチングの手法では」みたいなことを言ってくるので煙たいばかりで。

そこに「母親の」って言葉がくっついて「マザーズコーチング」となると、自分の子供とのかかわり方の間違いを指摘されるような気分になってしまい。そんなこんなでちょっと苦手なジャンルではあったのですが知らないのにイメージだけで嫌がるのは失礼だよね、と。そんな気持ちで講習に参加してきました。


講習を終えて…

コーチングについては、そんなお手軽講習を受けたくらいでは完全に理解したとは言えないですし、私には批判も推奨もできないのですが。何となく、私が「コーチング」という言葉に違和感を覚えていた理由が分かったような気がします。

コーチングという言葉は「馬車」から来ていて、人を目的地に連れていく、導く、という意味合いからきているそうです。

そのことを聞いてなるほど!と思いました。

コーチングをする人(コーチというらしいです)はコーチングをされる人(クライアントというそうです)を導く…という事は、コーチは常にクライアントの上にいるわけです。いないといけない訳です。いえ、講師の先生はコーチは上に立つ人じゃなくて寄り添って手助けをするとおっしゃっていましたが、それにしてもコーチとクライアントってネーミングだけでも何となく上下関係を感じませんか?(乱暴でスミマセン)

上下関係にあるという事は、コーチはクライアントに何かしら尊敬されていないとただの「コーチングを振りかざしてマウントを取ってくるうるさい奴」になってしまうのでは?(ただの昔の上司の印象かもしれませんが…)

また、マザーズコーチングという言葉に引っかかったのも母親が子供の上に立って導くという構図が私には感覚的に受け入れがたいという事かなと。私が子供を導くなんておこがましい。それを手法として学んでも上っ面だけになってしまうだろうから無理、と感じたという事でしょうか。

今回の講習の感想はこんな感じです。

たぶん、専門の方からしたら違うよって突っ込むところがたくさんあると思います。しかも、色々な場面でコーチングという言葉を聞いたり多くの講習会が開かれているという事は、世間ではそれなりの評価をされているという事なのかなと思います。ただ、今回お話を聞いただけでは私の中の違和感を払拭できませんでした。これは私がひねくれていてまっすぐに受け取ることが出来ないからかもしれませんね。

コーチングについては、また機会を探して勉強してみようと思います。私の中でモヤモヤと渦巻いている違和感の正体が知りたいのです。

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