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&Audition-The howling-がしんどい話

ご無沙汰しております。
こちらのnoteに紐づいているtwitterアカウントを諸事情があり動かせていないままかなりの月日が経っていますが、私は元気です。(アカウント変えて元気にオタ活してます︎👍🏻 ̖́-LUNÉバンザイ‼️)元気に、強く、図太く、風呂場に一度生えてしまったらなかなか取れないカビの如くオタクしてます。ここから冗長なイントロが始まりますので、本題(考察・解釈)をサクッと読みたい方は目次から飛んでくださいね⏬

吠えたのは練習生じゃなくて私だよバカ


さて、2022年の夏。アツかったですね。ENHYPENのオタクである以前にILANDのオタクである私にとって、&オーディションはかなり…かなり響くものがありました。島二話からジェイペンとして票を投じてきた私ですが、二推しがニコラス(とハンビン)だったので今回のデビュー企画を今か今かと待ち望んでいた訳です。二年間もお預け食らったんですもの。急に色々告知された時は感極まって目が溶けるまで泣きましたし、コンセプトを見て私が吠えました。

吠えるでしょう。人狼コンセプト。
DD期からの匂わせ続きで直接嗅ぐ機会がなかった人狼コンセプト。それが突然鼻先に突きつけられた時の衝撃ったら。

ソヌの背後にケイがケイが立ってたあのシーンを見た瞬間にハイブの性格が悪すぎてどうしようもないな、と天を仰いだ記憶が蘇りました。なるほど、あそこまでオタクを痛めつけておく事でコンテンツが来た時の跳躍力を高めておこうと言う策略だったのね。まんまとハマりました。ありがとう、事務所。

あとニコラスがオオカミ似合いすぎるんですよね、あの人笑う時の口角の上がり方とかもうほぼ狼のそれだし。ウルフカット似合うし。三白眼でスタイル良くて毛並みも綺麗で筋肉もついてるし。逆に狼じゃなかったら何になるんですか??

それに対してウィジュとかいつもチップとデール足して二で割った顔のポニョだし。(可愛い)温度差でオタクが死にますよね。

実は(いつかこの事も書きたいとは思っているのですが、)私が幼い頃にKpop沼にドボンしたきっかけも某惑星グループの狼コンセプトでしたので、なんと言いますか、あぁここでまたオオカミが出てくるなんて。。と勝手に運命感じたりもしました。

そんなこんなで、2022年の夏は本当にアツかった。&Audition- wotaku the howling-。まんまと箱推しオタクへと転がり落ちた私の、私なりの解釈をここに書き留めておこうとパソコンに向かっている次第です。涙なしでは見られなかった最終回、当たらなかった観覧、奇跡のpick全員合格(聞いて驚け、私はデビューメンバーを的中させた女だ!!!!)。駆け抜けた八月を振り返りながら、私なりにあの番組が発信していたメッセージを解釈してみたいと思います。

ここで運を使い果たしたので私はもう、ダメかもしれない。

さて、自分語りばかりしていてはつまらないのでここから本題へ入っていこうと思います。

MV考察&ENHYPENとの繋がりについて(分かり易いくらいが楽しい)


HYBE所属アイドルの強みは確実にあの練りに練られた世界観でしょう。パンPDの約ネバフラグもだけど、数年前からフラグを立てておくのがハイブのやり方。2年弱前のDDフラグから振り返っていてはキリがない(しパソコンでスクショできないVCRとかも掘り出してきたくなっちゃう)ので今回はテーマソング「The Final Countdown」のMVから見える部分(のさらに一部分)について書いていく。

最終回を終えた今振り返ると面白いけど、MVの通知が来て慌ててスマホで開きながら「HYBEの楽曲っていつも匂わせも難解だし&オーデもめちゃめちゃ難しかったらどうしようギリシャ神話エジプト神話ヨーロッパの童謡伝説名作映画の名シーンのマッシュアップみたいなMVだったら私もう寝込んじゃうかも」なんて思ったりしながらMVをつけるじゃん?みて。

いや匂わせレベルが低すぎてもはや直(チョク)

何ならつい最近この場所見たよね

心臓ドッキドキでMV開いて開始2秒でこれ、感動と安堵とパンチの強さに涙腺…壊れるよね。画質の良さに感謝、狼コンセプトへの感謝、事務所への感謝、そして二年間耐えてくれたあの四人に感謝…ネタに困るといろんな人に感謝し出すラッパーあるあるを超えた。私。

タキだって気づいた時にね、もうね、涙がね

問いかけ

月はどれくらい遠いの?
-手が届かない距離

この簡単な問いかけにも無限の解釈の仕方があるよね〜、と思いつつ、私は裏をかかずに素直に「月=デビュー」説を唱えます。これは最後の結論でちゃんと回収するから。しっかり語らせてほしい。

イヤホンが意味すること

冒頭部分で印象的なのは練習生(デビュー組含め)が全員形は違うけどイヤホン・ヘッドホンをつけていること。一部抜粋したけど基本的にこの三パターン⏬

ユーマ(有線イヤホン)
タキ(ヘッドホン)
マキ(無線イヤホン)

このMVは歌詞と呼応するタイプですごく分かり易いな、と思う。素直に解釈した方が得られる感動が大きいMVかな?とも感じたので今回はそっちで行きます。深読みはデビュー曲からでいいのだと信じて。

遥か遠く差し込む 月の光
幼い声は届かない Yeah yeah
一人で群れを探していた I’m on the other side
ただ走り続けていた (all right all right)
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/and-audition/the-final-countdown/

MV冒頭のイヤホンシーンで流れている歌詞は小説に落とし込むと起承転結の起の部分。月(デビュー)が遠いこと、でも光は見えている事。手が届かない月に向かって歩き続けるのはきっと苦痛だろうな、なんて感情移入してみれば、この段階での月の光は希望ではなく寧ろ「一層の事見えなくなって仕舞えば諦められるのに」という悲観的な意味合いも持ち得るかな、なんて考えてみたり。

一人で、共鳴しあえる仲間を探していた物語の序盤がここからどう展開するのか。そんな期待感も与える良い歌詞だな〜と私は思いました。全肯定オタクです。耳を塞いでいる練習生たちが意味する事はおそらく歌詞の通り、「一人」であることでしょう。

そもそも、直近の韓流ブームに乗ってオーディション番組が登場したことをきっかけに、韓国アイドルという大きな市場の中でもILANDの様に勝ち抜いたものがデビューを掴み取る「個人主義」色がかなり押し出される機会が増えている訳です。だからこそ、ある意味&オーディションはその構造をひっくり返すという意味でも「共同体としてのサバイバル」を売りにしていたし、オタクはその尊さにまんまと釣られた、と。ILANDは脱落者を自らの手で選ばせる鬼畜演出で炎上した過去もあるし、本当に良い対比だよ。全部狙ってたんか?

見覚えがありすぎる森

ハヤテ初登場なのに島オタク背景に気を取られてて申し訳ない

レファレンス画像要らないよね。いつものあの森です。
ソンフンが背筋を見せ、ソヌが逆さ釣りになり、ヒスンが鏡に写らず、ジェイが掘建小屋の中で休み、ジェイクが車の中で牙を見せ、ニキがソロダンスを踊り、ジョンウォンが鼻血を垂らした、あの森。

ike a pack of wolves 群れと 食らいつく夢を
荒くても関係ない ガムシャラ Running wild
However long it takes it takes 積み重ねて
One day one day, one day one day today

ガムシャラに走り続け、「いつか」が「今日こそは」という覚悟に変わっていく…。うーん、しんどい。そしてガムシャラに走り続けた結果ENHYPENがデビューする直前に、つまり彼らがBORDERなりDIMENTIONなりを超える少し前に居た場所まで辿り着くわけです。走り続ける中で仲間を増やしていく構図がまた良い。

ケイのプール

こんなに空のプールが似合う男、居ない
プールにマンホール(MVに登場した引用より)を置いてたtxt

正直BU(BigHit Universe)と繋げるのはやめてほしい、知恵の輪に知恵の輪くっつけてるようなモンだから。でも良いよね、モラトリアム全開MVをリアタイ咀嚼できるのはオタクの特権だ〜…

ハルアのピアノ


ビニールを被った古ぼけた茶色いピアノ
古ぼける前の茶色いピアノ
古くから生きるもの(吸血鬼)にビニールをかける公式

JUNWONシーンのこじつけ

でもだって、普通防音室の中に靴、釣らないから❗️❗️明らかに変だから!!!!!

ヒカルのシーン

何かありそうなのに何も思いつかなかった。強いていうならDNAの黄色いセットとFuture Perfectの工事現場セット?ありそうなのに何も出てこない

共鳴シーン

よくみてほしいんだけど、これはデビュー組の肺活量ではなく声を上げた本人も声に反応した練習生たちもみんなイヤホン・ヘッドホンを外してるんだよね…この段階で皆さん察してるかもしれないけどnote久しぶりすぎて敬語と砕けた表現がかなり入り乱れてます。読みにくくて申し訳ない。

追記;今確認したらユウマだけイヤホン入ったままでした。片耳しか写ってないからなんとも言えないけどメモ

そしてその声を聞いて走り出す練習生たちがたどり着いた先が…

野原

ここはもうみんな心当たりしかないでしょう。

それにしてもHYBE系列のアイドルはよく走る
流れで突き進むのでちょっと後で間に挟まってるパートに戻るけど、野原を駆け抜けると練習生たちが到着するのが

ですよね。

これいつも思ってたんだけどこの右端に映ってる人一般人かな
TamedDashed

HYBE系列で海を目指すMV結構多いけど意図してるシーンはここだと思うので他は敢えて並べないでおくことにします。着実にENHYPENの痕跡を辿ってる練習生たち。

バンドシーンについて

以前のブログでも紹介したENHYPEN所属するDecelis Academy vs Sunshine city schoolの対立構造。Dimention Dillemmaの時に校章がバッチリ登場+その校章がDDのデビュー組登場時の制服のロゴと一致していたのでこのロゴが登場するのかな?と思っていたのですが…..。なんかちょっと違うものが出てる。

私の記憶ではENHYPEN側にバンドシーンで出てきたグラフィティ系のロゴは登場してなかった(少なくとも現段階では!)と思うのでmこれは今後もしっかり見守っていきたい。

合流しないケイ

最後の大団円ダンスシーンに行く前に、練習生+デビュー組は殆どの子がグルーピングされているんだけど、何故かケイが居るプールに合流した子が一人も居ない。

グループ①:MAKI、JUNWON、JO、EJ
グループ②
:MINHYUNG、YEJUN、GAKU、NICHOLAS、FUMA(多分)
③YUMA、TAKI

+ここの三つに加えて廃墟でバレエ踊るヒカル、ピアノ弾くハルア、プールで泡と戯れるケイ。集合するにはちょっと遠かったんかな。

体育館

Sunshine city schoolの体育館なのかな
TDに呼応してると考えるとおそらくそう

蘇る伝説の…

いつも通りスクショは適当だけど、ここを意識してるんだろうな、としか思えなかった。そもそもこの時は確かニコラス以外全員アイランド側のステージに立ってたんだけど(ニコラスとジェイとハンビンが全員グラウンド残留した時の絶望感)、ILANDの時と正反対なのは誰かを選んでグラウンドへ送るのではなく、全員で黒い服(=つまり島に置き換えると全員グラウンド)を着る事だなぁ、と。歌詞中にも登場する”群れ”という単語はILANDと&オーディションを分離するための大切な要素だなぁとみながら思ってた。夢を追うもの同士が蹴落とし合うのではなく共鳴し合い、共感する中で成長していく滅茶苦茶綺麗で理想的なストーリー…

タキ、成長しすぎ

2度目の問いかけ

同じ質問に対し、

違う答えが返ってくるこのシーン。
MV冒頭から起きた変化といえば

仲間(曲中表現を用いれば”群れ”)ができたこと。
一人でガムシャラに走り続けた結果、夢を共にする仲間が増え、そして仲間といれば「手が届かない距離」にあった月、デビューという夢がグッと近づき、現実味を増す。一曲の中で番組八話分のストーリー全部紹介されてる。

狼視点だとザワついたアレ

GTの時に色彩が灰青黄の3色に限定されたシーンが登場する、謎のアングルからのシーンがある…と色々騒がれていましたが、狼の可視色が青黄色メインだということを踏まえてこのシーン見るともう疑いようのないくらい狼。
DDで出番終了してるはずがないから今までのENHYPENのMV全部何かしらのヒントがありそう。

水も噴き出すいい男

滴るだけでは済まされない

こちらもTD
この曲のMVのプロット作成とかが始まったのが後悔から半年〜一年弱前だと考えると、TDが出た後に開始する算段になると思うので時系列的にはぴったり。(TD:2021年10月公開)

遠吠えはどこに届くのか

「手の届かない距離」にある月(=デビュー)に、自分達の声だけでも届きますようにってことなのかなぁ。この時はまだ最後のカウントダウン(番組)が始まる前だから、その段階での練習生たちの気持ちなのかしら

遠吠えを届けたい先が月じゃない、という説も考えたんだけど、この少し前に登場する文字テロップが「手の届かない距離」=月、って書いてあるから多分この説は消えるんだよね。月にたどり着かなくとも夢を追い続ける自分がいることを知ってほしい、という意味での遠吠えだったり?想像の余地が残ってて美味しい、このMV。

The Final Countdown ;月の満ち欠けから考察してみる


さて、長くなりましたがここからが私が今回の投稿で話したかったこと。
テーマソングのタイトル「The Final Countdown」は一体何に向けた、どんなカウントダウンなのか。私なりに考えてみたので、「フーン、こんな捉え方もあるんだ…」程度に読んで頂けたら幸いです。

The Final Countdown はTXTやENHYPENなどのアイドル、謂わば「先にデビューした人」達のMVの構図やシーンから着想を得た場面が多く見られました。特に、Tamed-Dashed辺りとの関わりはかなり密でしたよね。練習生達は、ENHYPENが一足先に抜け出した森を、野原を、そして海を目指してどこまでも歩き続けました。夜行性に狼と吸血鬼両者にとって天敵である太陽の光だって、ENHYPENは当該MVで克服しています。デビューまでの道のりは多種多様ですが、同じサバイバル形式の番組で、そしてILANDから続投されたメンバーも居る中で始まった本プログラムは、デビューという目標に到達するだけでなく、一足先に歩を進めている旧友達がいる場所に辿り着く、という意味でも練習生、特にデビュー組四人にとっては非常に意味のあるものだった事でしょう。

果たしてThe Final Countdownが本当に数えたかったものは、月にたどり着くまでにかかる日数だけなのでしょうか。

ILANDに出演した練習生達は、少なくとも私にとっては全員が甲乙つけがたい魅力を持って居ました。ENHYPENが歩み始めた旅路は、&teamと既に何度も交わっています。DrunkDazedのMVにも、カウコンのVCRにも登場し、途方も無く長い二年間を耐えてきたデビュー組四人。メンバーの離脱を含め、様々な葛藤や軋轢が彼らの身に降り掛かっていたのだろうと思います。それでも歩みを止めず、新たな仲間と共に月へと歩き続けた練習生達。きっと彼らが指折り数えて居た「最後のカウントダウン」は、デビューだけではなく、かつて切望したILANDでのデビュー、つまりENHYPENと同じ視座から、アイドルとして世界を見る事。

The Final Countdown は、練習生達が先へ進んでいた吸血鬼達の元に追いつくまでの、最後のカウントダウンだったのでは無いでしょうか。

それでは最後になりますが、月の満ち欠けを用いて私のセオリーの補足を行なってからこの投稿を締め括りたいと思います。

ENHYPENがデビューした2020年11月30日は、ビーバームーンと呼ばれる綺麗な満月を観測した日でした。

そして、&オーディションから誕生した&teamのデビュー日は、2022年12月7日。月が満ちるまで、後一日。そして彼らが初めて舞台に立ちアイドルとしての人生を歩み出すのは、12月8日。コールドムーンと呼ばれる12月の満月です。練習生達は9月3日にもう月に辿り着いたのですから、次はデビュー日、そして月が満ちアイドルとして活動を始める(ENHYPENに追いつく)8日を目指して歩み出すはずです。

つまり、デビュー組四人にとって、そして&teamにとっての最後のカウントダウンは、デビューが決定した9月3日から始まった始まったのではないでしょうか。


最後の最後に一言

ILAND、そして&auditionは私にとってとても大切なプログラムです。誰かの人生を本気で応援する楽しさ、そして誰かの夢の為に一生懸命になる意味を教えてくれたと感じています。大袈裟だと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、私にとってはそれだけ意味のある大切な期間でした。ENHYPEN、&teamは勿論、デビューすることができなかったメンバーの夢もこれからずっと応援していきます。

HAYATE、GAKU、JUNWON、YEJUN、MINHYUNG、HIKARUの夢が、きっと叶いますように。


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