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邦画キチー1ノミネート「劇場版AIR」

部室で夏の暑さにグデングデンにうだる部長と邦キチ。
部「今年の夏もクソ暑くなりそうだ…そういえばいつぞやの夏アニメ映画鑑賞会は楽しかったな」
邦「部長〜!(パアアアア)実は私、あの時紹介したかった映画がもう一つあるのでありまする!!!」
部「ええいひっつくな暑苦しい!それでどんな作品なんだ?」
邦「はい!劇場版『AIR』です!!(バーン!!!!)」
部「なんとなく名前は聞いたことあるような…?泣けるゲームだよな?その辺はあまり明るくないが」
邦「はい!原作は2000年発売の恋愛アドベンチャーゲーム!」
部「そんな前!?俺たち産まれてないぞ」
邦「監督は出崎統!!『あしたのジョー』『宝島』『エースをねらえ』等数々の名作を産み出した巨匠でありまする!」
部「もっと昔だった!!」
邦「この映画を一言で説明しますと…さすらいの青年・国崎と不治の病の少女・観鈴の一夏のラブストーリー!」
部「意外とストレートなんだな」
邦「はい!ドラマチックなストーリーと出崎監督の昭和感あふれる、ド直球でベタな演出がはまっておりまして……全体的にものすごく『ギラギラ』しているのでありまする!」
部「ギラギラ!?」
邦「そうなのです、この映画、舞台は海沿いの田舎町なのですが、どのシーンでも常に海や空がギラギラしておりまして、画面がすごく眩しい!夏特有の照り返し感がふんだんに味わえるのでありまする!」
部「聞いてるだけで汗だくになりそうだ…」
邦「もちろんただ眩しいだけではなく!悲しいシーンでは土砂降りの雨が降り!!印象的なシーンでは劇画!!!」
部「劇画!?!?元はギャルゲーなのに!?」
邦「夏祭りではリアルな鬼の面をつけた筋骨隆々な男衆!!」
部「ギャルゲーなのに!?(2回目)」
邦「メリハリの効いた、どろり濃厚な演出がたまらないのでありまする〜!!」
部「一体どんな映画なんだよ……そういやもうすぐ夏祭りか。今年も一緒に行くか?」
邦「部長〜!もちろん行くでありまする〜!!」
「ええい、だからひっつくな!!」

おしまい

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