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上京してバンドを組むまで。1990年代⑧(俺、ハタチごろ)

田舎を出て一年ちょっと経ったところで彼女や友達ができてバイト先も落ち着き「少し遅れてきた青春」(恥ずかしい言い回しだな...)を満喫していた。

当時観たライブの中で印象に残っているものを洋邦問わず挙げてみます。

FISHBONE、MANO NEGRA、POGUES、サーファーズ オブ ロマンチカ、BOREDOMS、花電車、UFO OR DIE、NUKEY PIKES、BEYONS、The5.6.7.8'S、Jackie &the sedlics、原爆オナニーズ、Garlic Boys、S.O.B.、GENOA、COCOBAT、D.M.B.Q、GASBOYS、SUPER DUMB、GOD'S GUTS、etc...。

当時はメジャー系のバンド(来日公演以外)はほとんど観に行かなかった。

チケットをわざわざ予約して「さあコンサートだ」みたいなノリより「週末にどこかでやっている楽しそうな企画に行く」→「そこでフライヤーをもらってまた新しいライブを知る」っていう流れのほうが断然楽しかった。

当時付き合っていた彼女のOさんとなにかのライブを観に行った時にY君という人物を紹介される。 

Y君の最初の印象はちょっと悪そうなスケーターという感じだったけど、どこか飄々としていて黙っていても面白味が滲み出ているようなところもあった。

このY君から音楽、ギャグセンス、漫画等で多大なる影響を受けることになる。

しばらくの間はバンドをやらなくてもいろいろなライブを観に行くだけで日々新鮮で楽しかったけれど「あれ?俺そもそもバンドやるために上京したんじゃん!」とふと我に帰った。

その頃、アルバイト先では大卒の営業マンの人と同じフロアで机を並べて仕事をしていたりしていて、この頃が人生で唯一のサラリーマンっぽい時期だ。

遅刻もあんまりしなくなった。

職場の人達とも普通に飲みに行ったりとか。

とはいえ営業職ではないのをいいことにこんな姿で出社していたので

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とても真っ当なサラリーマン生活とは言えないだろう。

(恥ずかしい話、49歳になった今でもネクタイの結び方がおぼつかない。法事の時とか焦ってしまう。)

この会社は音楽好きな人も結構いて最初の上司はプログレのバンドをやっていたし、所長は昔RCサクセションの追っかけだったそうだ。

だから理解があったのか、はたまた時代的なものだったのか。

職場のビルのすぐ近くに「マニアック」という輸入レコード店があってFUGAZI、Butt Hole Surfers、Pussy GalloaのCDを買った覚えがある。

※あとは確か船橋の西武デパートの中にはWAVEもあったような気がするんだけど俺の記憶違いだろうか?

バンドのほうはY君のセンスなら信じられる!Y君となら良いバンドを組めそうだと確信した。

まだドラムは居なかったけど、まずは一緒にスタジオに入ってみようと思った。

※見出しは成人式の時の写真。ウケを狙って袴着をレンタル。若手落語家風の仕上がり。



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