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理想の作業療法士像〜学生時代〜

最後の総合実習を終えた自分が考えたことを文章に残していたので、久しぶりに読んでみた。あの頃と比較しても、思いは変わっていなくて、僅かではあるが、急性期という場所でどう作業に焦点を当てるのか、ということも自分の中では考えられるようになってきた。

昨年11月に関東で開催されたキャリアデザイン研修会に参加した時のこと。自分は先陣を切るような性格(講義の中の言葉で言う〝変態〟)ではないし、だからといってフォロワーとしてついていきたい人も明確にはいない。だからこそ自分の考えに意見してもらったり、同僚と一緒に取り組んでいけるように院内に働きかけることも、色んな人との出会いも必要だと感じた。

そろそろ自分の中だけではなく周りに向けて、行動に移さなければと思い始めた。自分の理想のOTに近づけるように、その時考えた文章をnoteにも記録する。(それにしても2年前の自分尖っているな〜)

患者さん自身が作業の意義を知ることが大事、作業の意味を共有してるから作業療法であって、ただ作業を提供するのは誰でもできるって話をしてくださった先生がいた。その先生の話を聞いてると、自分の心が熱く滾ってくる。その勢いでデイリーの感想書いたら、SVに『これどういうこと』って聞かれた。説明したら、『まぁそれは理想だけどさ、いろんな患者さんと触れ合えばわかるよ』って笑われた。そうやって経験積んで擦れていくのは怖い。誰かがそこを変えていかなきゃいけないんじゃないかな、慣例に従うんじゃなくて、自分はそういう常識を変えようとする1人でありたいって思う、難しいだろうけど。
ADLの上にしか役割や生きがいは成り立たないなんて誰が決めた?ADLがしっかりできないと、役割や生きがいに介入できないなんてそんな段階づけはいらないと思う。
健康だけじゃなく幸福も促進するのが作業療法。作業が目的や価値を持つ生活行為であることを忘れずに、OTの専門性を求めること、就職した自分に思い起こして欲しいから、記録に残します。
自分の理想のOT像話したら、「急性期にそういう考えの先生がいるだけで、回復期OTの私は嬉しい、だから今のその思いを大切にしてって」言ってくださった。COPM,ADOC必要に応じて使える人間になりたい、悩んでる時ADOCを実習中に教えてくださった大学の先生、タブレット取り入れてもらえないからペーパーで独自にやろうとしていた実習地の先生。重要な作業に焦点を当てようと努力しているOTはいる。私もそんなOTになりたい。

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