※本考察記事は一部ワールドトリガーの単行本27巻以降のネタバレが含まれております。
※未完です。唐突に終わります。
このセリフが気になって仕方がないため、柿崎が影浦と犬飼を採った理由を自分で考えてみる。
1.通説の否定
「影浦と犬飼を採った理由」として一番最初に思いつく説は、「二人の仲を取り持とうとした」ではないだろうか。
しかし筆者はそう思わない。まずはその理由から説明していく。
1-1.影浦と犬飼は「ソリが合わない」
まず、影浦と犬飼は「仲が悪い」というわけではない。
影浦のサイドエフェクトと犬飼のコミュニケーション術の相性が悪く、影浦が一方的に嫌っているのだ。犬飼は嫌っているわけではない。
まさしく「ソリが合わない」関係性で、どちらかが正しくてどちらかが悪いわけではない。
1-2.柿崎が知っている影浦と犬飼の関係
柿崎は影浦が犬飼と「ソリが合わない」ということは知っている。それを影浦も知っているということは、影浦から「犬飼とソリが合わない」という旨の話を聞いたことがあるのだろう。
しかし、柿崎は「いつもの誰とでも仲良くやれる犬飼」を求めている。
いつもの犬飼なら影浦と「ソリが合わない」にも関わらずだ。
このことから、柿崎は影浦は犬飼と「ソリが合わない」ということは知っていても、その理由までは知らなかったのではないだろうか。
もし理由を知っている状態で仲を取り持とうとしているなら、影浦に「いつもの犬飼」を受け入れさせる必要がある。それなら最初からもう少し積極的な動きが必要ではないだろうか。
さらに、理由を知らない状態で仲を取り持とうとしているなら、あまりに勝算がなさすぎる。堅実な柿崎らしくないうえ、さらに積極的な介入が必要ではないだろうか。
1-3.まとめ
影浦は「いつもの犬飼」を嫌いで、柿崎は「いつもの犬飼」を求めている。
これらのことから、もし柿崎が二人を採ったもう一つの理由が「影浦と犬飼の仲を取り持とうとしているから」であれば「いつもの犬飼」を影浦が受け入れる必要があると筆者は考えている。
この方向での結末は筆者には想像がつかないため、この理由は本記事で一切考慮しない。あらかじめご了承願いたい。
例えば、柿崎が期待した通りの活躍をすることで結果的に二人の関係が改善する可能性はあるかもしれないが、上記の理由から柿崎がそれを見越して採ったとは考えない事とする。
これより先は他の可能性について検討していく。
2.理由の明確化
2-1.「それだけじゃねえ」とは
コンセプトの説明時、柿崎が犬飼を当てにしたのは「戦闘試験」である。
そして柿崎は犬飼の「戦闘試験は安心してください」というセリフに対して、「それだけじゃねえ」と返している。
つまり、柿崎は「戦闘試験」を「それ」と言っている。「それだけじゃねえ」とは「戦闘試験だけじゃねえ」ということだ。
「戦闘試験だけじゃねえ」ということは、戦闘試験以外にも影浦・犬飼を採った理由があるということだ。戦闘試験以外ということは、閉鎖環境試験のことだろうか。
2-2.遠征選抜試験における柿崎国治の「選択」
柿崎は隊長として様々な「選択」をしている。そのどれもが消極的なものではなく、その方が良い状況になるからという理由で選択している。
つまり、戦闘試験以外にも頼りにしていることがあり、二人を選択したということではないだろうか。
2-3.コンセプト説明時に言わなかった理由
柿崎が影浦と犬飼を採った理由がもう一つあることは、作中では犬飼にしか伝えていない。つまり、影浦には伝えていない。
なぜ犬飼には伝えたのかというと、「いつもの犬飼」ではないからだ。
影浦にも採った理由があるはずだが、言っていないということは特に問題がないからではないだろうか。
コンセプト説明時に「何か別の理由」を隠した状態で影浦と対面するなら、「何か隠している」ということはバレるのではないだろうか。
それでもバレないということは、戦闘試験と同様に他の面でも「頼りにしている」という理由で二人を採ったからだ。
これらのことから、「いつもの影浦」と「いつもの犬飼」が戦闘試験以外でも活躍することを頼りにして二人を採ったのではないだろうか。
では、「いつもの影浦」と「いつもの犬飼」が戦闘試験以外で活躍する可能性を考えたい。
なにもわからない
ここからうまくかんがえられないので、
つづきをいっしょにかんがえてほしいです