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日産の下請けいじめ「報道」はマスコミの理解不足
この事件は、まだ連日取り上げられています(一部の放送局で)。
何故なら、事件が発覚した後も、日産は変わらず減額の強要を続けており、全く改善されていないという証言が下請け企業から発せられたからです。
そしてそれを受けて、日産が再調査をする事になりました。
しかし、この事件が長引いている原因は、下請けの一部やマスコミ・報道が、本質を勘違いしているからです。
そもそもこの事件は、既に交渉を終えて決定した価格に対して、日産が一方的に減額、即ち支払額を減らした事が問題になったのです。
勿論これは論外で、許されるはずがありません。
今回日産は、それを改めたわけです。
しかし、一部の人は価格交渉の方法が問題であると勘違いしているのです。
元々の事件は、価格交渉後の話であり、価格交渉の話ではありません。
勘違いしている一部の下請けの方がマスコミにこう話したわけです。
「この価格以下にしてくれないと買わないよ、他のメーカから買うよ」これは買い叩き、下請けいじめであり、依然として行われている。日産は全く改善していないと。
これはビジネスの基本で、下請け叩きでも何でもありません。自分が想定してる価格まで下げてもらわなければ買わないのは当然です。 勿論、昔のように、下請けのほとんどが傘下の企業で、事実上取引先が日産一択というのであれば、これはいじめになるのかもしれませんが、現在はほとんどの下請けがその関係を解消しています。つまり、どの車メーカとも取引できるのです。
価格交渉とはそういうものです。それは個人でも企業でも同じはずです。
素人でもわかる様な事を、問題であると取り上げる一部のマスコミの方、もっと勉強してください。マスコミには本質を伝える責任がある事を忘れてはいけません。
一部の下請けの間違った指摘を、そのまま真に受けて報道するという失態をしている事に気づいて下さい。
勿論、感情的には下請けの方たちの不満もわかります。自分たちの利益を搾取されて日産が儲かっているのですから(事実は分かりませんが)。
でも、資本主義における商売とはそういうものなのですから、それを踏まえた上戦略を練らなければいけないのです。
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