裏金の使い道? 解明なんて無理ですよ 何故なら・・・
政治資金パーティーの裏金問題。使い道の解明が必要だと言う人がいます。その通りなのですが、解明なんて出来ませんよ(勿論、推測はできます)。
例えば、資産(預金)10万円の人が、裏金1000万円を得た後に800万円のベンツを購入したならば、裏金の使い道は尋問するまでもなくベンツです。
しかし、3000万円の預金を持っている人に、800万円のベンツに裏金を使いましたね?と問うたところで意味ないですよね。
「裏金には手をつけてませんよ。ベンツは3000万円の預金の中から買ったのですから・・・。」 と言われればそれまでです。
つまり、お金に色は付けられないわけです。
だから、そのお金を何に使ったかなんて証明できないのです。
いや、1000万円得た直後に、800万円のベンツ買ったのだから、ほぼ確定でしょうと言われるかもしれませんが、しかしそれは推測にすぎません。元々その時期に買う予定だったと言われればそれまでですから。
では、裏金を別口座で管理していたら使用用途を特定できるでしょうか?
できませんよね。 これが政党や派閥名義の口座ならば、そこから出したお金で買った(使った)物・事が、使用用途として特定できますが、
私的な口座なのですから、その中の各々の口座の位置付け(意味付け)なんて分からないのです。
裏金口座から生活費をおろしていたからと言って、裏金は生活費に使ってました、という事にならないでしょう。
どの口座から引き出すかは、残金のバランスとか、振込手数料無料の回数だとかATMが近くにあるからとか、人それぞれの理由で決めるわけです。
勿論、◯◯用の口座と決めて作っている人もいますが、口座名に「◯◯用」という名前をつける事はできません。一般口座の名義は必ず名前で作る必要があるのですから。
私的口座において、得たお金とその使い道を紐付けするのは不可能なのです。ですので、他人がそれを特定する事などできないのです。
使い道は自白してもらうしかありませんが、自分に不利な自白をする政治家なんていません。
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