断熱改修WSを行いました!
2年生の自然環境コースの授業「環境I」にて、生徒による伊香高校教室の断熱改修ワークショップを実施しました。
当日の模様はこちらから↓
とにかく寒い「ICT教室」
今回、伊香高内では他の教室と比べて寒いことで有名なICT教室の断熱改修ワークショップを実施しました。ICT教室のみならず、学校の教室は断熱性能が低くとにかく寒いです。
例えば、学校の教室で多く使われているアルミ製サッシは、加工がしやすくコストパフォーマンスに優れているものの、熱伝導性が非常に高く外からの冷気を直接伝えてしまいます。そこで今回、地元の工務店さんや、株式会社エネルギーまちづくり社さん、エネシフ湖北さん、伊香高校同窓会など様々な方にご協力頂き、教室の断熱性能を高めるべく、断熱材を壁に貼りまた、ポリカーボネートを利用した二重窓及び木製サッシを作成しました。
これまでの事前学習
これまで2年生自然環境コース「環境Ⅰ」の授業では、持続可能なエネルギー利用について学習をしてきました。
どうすれば私たちは持続可能な形でエネルギーを利用することができるだろうか?この問いは非常に大きなものではありますが、これからの社会を生きる私たちにとって向き合わないといけない課題でもあります。事前学習を通して、気候変動問題、再生可能エネルギー、湖北の森林資源について学習してきました。
断熱改修ワークショップ
安全講習
まず安全講習で、各道具の名称から使い方、使用上の注意についてレクチャー頂きました。時代が変化し自分たちの手で「ものづくりを行う」ことが日々の生活から離れている今、道具の使い方を丁寧に教えて頂き大変貴重な機会となりました。
施工作業
作業は、内容や工程ごとで4チームに分かれて実施。木製二重窓作成チームは、インパクトドライバーやブロワーを駆使し作成。最後には脚立を使いながら、木製二重窓を設置しました。
断熱材作成チームは、カッターと曲尺を使用しスタイロフォームを切り、窓枠下にはめこみました。
そして…..
振り返り
最後には、円になって感想の共有と振り返りを行いました。
「難しい作業もあったが、今までやったことが無いことばかりだったので面白かった」「普段学校で出来ないことが出来てよかった」「もう既に教室が暖かくなった気がする。この教室で授業を受けたい。」と感想を共有していました。
今回の断熱ワークショップは、今年度当初から打ち合わせをしてきた企画です。今回の授業は本当にたくさんの方々にご支援頂いたことで実現しました。事前施工にご協力頂いた地元の工務店の皆様、安全性への配慮やワークショップ企画運営して頂いた株式会社エネルギーまちづくり社の内山章さま。関係諸団体の調整をして頂いたエネシフ湖北さま、資金面を含め多大な協力を頂いた伊香高校同窓会のみなさま。本当にありがとうございました。
伊香高校は地域の方々からの多大なる支援のもと成り立っています。伊香高校魅力化プロジェクトは、地域の想いでつくられた高校の歴史に立ち返り、「伊香高校と地域がともに未来を創る」ことを活動の目標と設定しています。エネルギーを軸に地域の未来を考え、改修を行なった今回の事業は、まさに魅力化プロジェクトを現したような機会となりました。伊香高校をより魅力的な学校にしていくべく取り組んでいきますので、今後とも応援のほど何卒よろしくお願いいたします。