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山門水源の森で、樹木や生態系の調査を実施しました

 2年生の自然環境コースの授業「環境I」では、山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会の方々にご協力いただき、「奥琵琶湖・山門水源の森」における生態系と生物多様性の現状について学習しました。

当日は、多くのことを学びました。

・奥琵琶湖は1400万人の飲料水を支える淀川の源流地域であり、水を守るためには森を守る必要があること。
・山門水源の森は、地形や気候条件の環境から涼しい地域の植物と暖かい地域の植物の両方の群落が見られること。
・滋賀県のみならず日本全体で湿原が減少する中、保全活動が行われてきた山門水源の森では、滋賀県ではほぼ見られなくなった動植物を見ることができること。

 特にチョウに関する解説が興味深かったです。チョウの仲間には、食草が決まっているものも多いです。環境の変化に非常に敏感な生き物なので、環境と動物相の関係を見るには最適だと言われています。

タンナサワフタギを食べるシロシタホタルガの幼虫であるネコバスを実際に見つけることもできました!

山門水源の森は、このような絶妙な関係性を持つ動植物でできている豊かな森だと、水源の森を次の世代に引き継ぐ会のみなさんに解説していただきました。

豊かな生態系と水源。巨大なスケールで絶妙に行われる循環の偉大さを、実感する時間となりました。

滋賀県立伊香高等学校
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