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東海大四-八幡商 1989年センバツ1回戦

「北海道勢は弱いんだよ。なぜなら、冬は雪があってまともに練習できないから」

小学1年を終えた春休みだった私は、父から残酷な現実を告げられました。
「そんなことはない!」と私は納得しません。

この1989(平成元)年、つまり平成最初の甲子園の開幕戦で、苫小牧工が日高(和歌山)を12-7で破って2回戦進出を決めました。この試合の模様は前著に収録しておりますので、よろしければご覧ください。
苫小牧工の試合は日曜日なので父とトランプをしながらテレビ観戦した記憶が残っていますが、今回の東海大四-八幡商(滋賀)戦は平日のため、1人で観戦したと記憶しています。

DVDを入手し、本記事を執筆するにあたって34年ぶりにこの試合を観戦しました。忘れかけていた記憶がよみがえってきて、幼少時代に戻ったような気分になります。
1989年のビデオデッキの普及率は、前年より10%も伸びて63%に達しています。我が家にも初代のビデオデッキがありました。
なので多くの家庭で試合を録画することは可能だったと思われますが、それを保管しているというのがすごいですね。
そしてそれを片っ端から入手している私も、相当アレであることは認めます。

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