太っている

 大谷壮行会のあと、いろいろな食材が残り、それらを食べながら家でゴロゴロしていた。ジムに行けないので家の体重計に乗ってみたら、74.5キロもあった。
 ウエストは変わらないのでまだ良いが、喜ばしいことではない。非常事態宣言が5月いっぱいに延長されるのは確実なので、運動する方法を考えねばならない。自転車で走る程度では追いつかない。筋トレも必要だ。

 しかし飲み屋を休業させ、デパートも休業、「家から出るな」という、その場しのぎの対処法で感染者抑制なんぞ実現できるのか。
 ニュースを見ていると「前年の緊急事態時より、人出が増えています」との話ばかりで、「籠城しない国民が悪い」と言わんばかりである。
 その横ではJRやメトロが電車本数を間引きして通勤ラッシュを招き、聖火リレーや五輪選考会を兼ねたプレ大会が開催されている。

 「この国の政府はバカか? 」と言うしかない状況だ。医療崩壊や逼迫を招いたのは、病院や保健所を減らした新自由主義的政策が原因だ。アベ・スガと続いた現政権の失政の結果である。
 感染ルートを辿ると「家庭内感染」がもっとも多い。家で自粛なんかしたら感染が拡大するだけである。

 運動は日常的に習慣化することに意味がある。競技スポーツはトップアスリートの奇形化した「歪んだ健康」しかもたらさない。そんな所にばかり強化費をつぎ込んで何になる。
 国別対抗戦に大騒ぎするのはウンザリだ。3年後のオリンピック・パリ大会も中止の可能性が高い。来年の北京冬季大会も望み薄である。

 非常事態宣言延長に対する街の声でも「仕方がないと思うけど、国のカネの使い方を見ていると、他にやるべきことがあるでしょう」との意見が圧倒的である。
 現政権や維新が目論んでいるのは、カジノ誘致や大阪万博などの利権まみれ案件ばかりである。そんなモノは誰も望んでいない。

 日本が直面する課題は、エネルギー自給率と食料自給率の低さである。エネルギーと温暖化対策を絡めた原子力推進など自殺行為である。電気料金にフクシマ原発の処理費用を上乗せするなど許しがたいが、原子力発電所がある限り避けられない。

 太陽光発電などは、豊かなみどりをセラミック・パネルで遮光することにしかならない。太陽エネルギーを有効活用するには、植物の光合成を利用するしかない。電力変換などせずに、食料として配送するシステムを農業政策として推し進めるのが有効だろう。

 都市部の人間を周辺部や地方に分散させることが現実味を帯びている今しか、転換政策は打てない。
 イーズカも農業で稼ぐ気は無いが、家庭菜園くらいなら喜んでヤル気がある。

 カラダを動かさなくてはならないのだ。


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