東京疎開

　昨日、水曜日はセミナーの収録のため一日中新宿にいた。
　まず午前11時頃の中央線で驚いた。車両内に客など2～3人しかいない。東京生活は40年以上になるが、こんな光景は見たことが無い。西新宿の高層ビル群の中での収録だったが、人が居ないのでエレベータがボタンを押した瞬間にドアが開く。
　ランチタイムに食事に出かけたが、歩道にも人の姿はほとんど無い。店内もガラガラに空いている。高層ビル最上階のレストランフロアも2～3店舗しか営業していない。1階の特設弁当コーナーで買って、社内で食べる人ばかりである。
　ホントに人が集わなくなっている。東京は戒厳令下というか、みんな疎開してしまい、誰もいなくなった街のようだ。田舎に疎開した訳ではない、自分の家に疎開して立て籠もっている。
　収録が終わり家に戻ったが、飲食系の店がほぼ閉まっている。開いていても20時には営業終了となる。これではスーパーが混む訳である。自炊するしか食べる方法が無い。
　新型コロナ感染者数が減らないので、飲食店も営業再開に踏み切れない。こんな状況が2週間以上も続いている。
　現在の感染者数は、安倍と小池がオリンピックをやりたくて、コロナ感染など進んでいない、という演出のためにPCR検査も行わず、人数を隠ぺいしていた潜在数が顕在化したに過ぎない。
　本当に現在の権力者たちのやったことは犯罪的である。その尻拭いをしているのは一般市民で、生活も仕事も不安なままである。
　しかしその一方で、「火事場ドロボー」が横行している。国民全員から大ヒンシュクを買っている「アベのマスク」は、異物混入などの超粗悪品らしい。ミャンマーあたりで作らせたようだが、日本の元締め会社には最高顧問として麻生太郎が居座り、甘利など収賄事件の悪党たちが役員に連なっている。
　この期に及んで「利権漁りか?」と呆れかえる。太平洋戦争中、国民に窮乏生活を強いながら、軍幹部たちは料亭でドンチャン騒ぎで浮かれていた。
　まったく同じ構造が2020年にも展開されている。日本の権力者たちは「恥知らず」の系譜にある。
　ここまで国民を愚弄して、オマエたちは政治家と言えるのか。
　歴代の安倍政権の閣僚は全員が「売国奴」である。日本という国を外資に売り飛ばしても平気で、アメリカのF35戦闘機を爆買いし、必要も無い「イージス・アショア」を予約しながら、秋田でも山口でも設置場所から大反対を食らっている。
　加えて国会審議でも詐欺行為が続いている。「種苗法」は国内農業を、「娘を売り飛ばす」ようにモンサントなどの化学企業に売り渡す法律である。
　年金受け取りを75歳にすれば年金額が増えますよ、という改正案はまったくの詐欺商法だ。たしかに一瞬「月々の受取額が増えた」ように見える。しかしそこに所得税が徴税されるので、手取り額としては減ってしまう。
　「オレオレ詐欺」「特殊詐欺」とイイ勝負のヤクザ商法だ。
　現在のコロナ対策で、国民にここまでの困窮生活を強いながら、休業補償も損失補填も迷走している。一律支給10万円も1回では意味がない。3回でも5回でも連続させないと国民生活が維持できない。
　安倍晋三も麻生太郎も、国民から「吸い上げた」税金を国民の為に使う気などない。みずからの関係企業に利益を落とすことしか考えていない。ここまで倫理観の無い政治家も珍しい。
　麻生太郎など、1979年の政治家デビュー時に、聴衆に向かって「しもじもの皆様、～」と語りかけたオトコである。国民など「下賤の民」に過ぎない。だからあそこまで「エラそうな」口がきける。もっと口が曲がって、話すことも食べることも出来なくなれば良い、と真剣に思う。
　昨日、東京疎開の現実を目の当たりにした。日本経済は世界経済に先駆けて破綻の底に向けて突っ走っている。
　これらの犯罪行為の元凶は自由民主党にある。自民党議員は全員、福島第一原発の「立入禁止エリア」に強制移住させるべきである。
　安倍晋三と麻生太郎は、青森県・六ケ所村に送り込んで、放射性廃棄物を貯蔵する地下坑道を手掘りで掘らせる刑に処すべきである。
　簡単に絞首刑では許されない、一生を苦痛と恥辱にみちた残虐刑にしないと、国民が許さない。