年末・大掃除

 イーズカは普段から掃除と洗濯ばかりしているので、大掃除というモノが必要ない。
 しかし昨日(12/29)からカーテンを洗濯機に掛けている。煙草を大量に吸っているのでヤニが付着する。
 このカーテンは25年程前に、万来社設立と共にオーダーで作ったモノである。千駄ヶ谷の家賃20万円もする高級マンションでスタートし、日暮里の生地屋街に注文した。
 何度となく失敗と復活を繰り返し、部屋は狭くなったり広くなったりしていたが、このカーテンはずっと使っている。
 カーテンの洗濯はラクである。そのままカーテンレールに吊るせば乾いてしまう。物干し場を広く占領することが無い。
 白いカーテンは、キッチン・ハイターを投入して漂泊する。これは管理人室に業務用洗剤が大量にあるので難なく入手できる。

 もともとが「整理整頓と掃除の鬼」なので、マンション管理人は天職のひとつと言える。足りない道具や洗剤は経費で購入できるので「無いモノ」が無い。
 道具や薬剤ひとつで、業務は革命的にラクになる。

 12/29でマンション管理人業務も年末年始の休暇に入った。日常的に掃除を徹底しているので、大掃除などすることも無く、後片付け程度で終わる。
 新年は1/4から始まるが、1/3には行って整理だけしておく。溢れかえった年末年始のゴミも整理して置けば、外に出すだけで済む。通常も日曜と水曜午後に出掛けて30分ほど作業している。
 これだけで翌朝が、チョー楽ちんになる。

 午後に昼寝してから、ジムに行き筋トレとエアロビを行った。年末も押し迫り参加人数は少なく、常連の上級者ばかりだった。
 このクラスは20年前からの知り合いのS氏のクラスで、エアロビ歴37年のイーズカと、20年の女性が双璧を張っている。

 まあ彼女の動きは素晴らしく、回転する時の手の使い方が「螺旋状」になっていて見事である。

 それを済ませてから、夜景絶景バーに行った。この店は年内最終営業日で、年明けは1/12からになる。
 運悪く大キライなヤツの2席隣に座ることになったので、反対方向を向いて顔を合わせることすら拒絶した。

 音楽マニアで、誰も興味の無い枝葉末節の話を延々と繰り返し、それ以外の話題では「型通りの一般論」しか話さない。そのくせ「したり顔」なので不愉快極まりない。地球上で、イーズカがもっとも嫌いな種族の代表例だ。

 イーズカは酒が嫌いで、飲み屋には人と会いに、話をしに行っているので、会話がツマラナイ奴は時間の無駄である。どの行きつけの飲み屋にも、この手のバカがひとりやふたりは居る。

 それ以上に「品性の無い奴」は論外である。先日のアイララ忘年会に渋谷の店の客が来ていた。アイララでは新参者なので話し相手が居らず、イーズカにしつこく話してくる。
 イーズカはアイララでは準スタッフのようなものなので、コイツとばかり話している訳には行かない。話はオーディオ機材のスペックばかりなので、異常にツマラナイ。

 ウルサイので放っておいたら、初対面の女性と踊っていた。踊れもしないのに、女性のカラダに触りたくてまとわりついている。もっとも女性から嫌われるタイプの典型だった。
 そのうち悪酔いして、女性に酒をぶっかけた。見てはいないが店から追い出されたのだろう。イーズカはオシボリで彼女の背中を拭いていた。
 「もう二度と来るな」というクズ客である。下品なヤツは、酔うとその本性を露呈する。
 渋谷の店で会ったとしても、口もききたくない種類のバカである。

 夜景絶景バーでは、嫌いな客の向こう側に知り合いの美女が娘を連れて来ていた。このバーの店主とふたりでイーズカ・ワイン会に来てくれて、3人で語り尽くし近所のスペイン・バルにもお邪魔した仲である。
 仕事が保険関係なので、コロナ以降はこのバーに来ておらず、イーズカ・ワイン会以来の再会だった。
 彼女には「1/8 イーズカ生誕祭」の案内を渡し、娘には「飲み屋でしか配らない名刺」を渡した。

 母娘が帰り、嫌いな客も帰ったので、隣の女性と話し始めた。肩が凝って堪らない、という話だったので「カラダのメンテナンス」について話した。
 彼女は「テキスタイル・デザイン」、そのダンナは「グラフィック・デザイン」をやっているらしい。
 バカが消えた後なので、会話が弾んだ。イーズカが年齢を極端に若く勘違いしていたので喜ばれた。

 そしたら消えたはずのバカが出戻って来た。やはり居場所が無くて戻って来た。
 慌てて彼女と二人で会計を済ませて退出した。彼女には名刺と生誕祭の案内を手渡した。

 今日から1/3まで休暇となる。何も予定は入れていないが「ヨーコの悪口を言う会」を準備中である。

 新年から悪口三昧に浸れば、2021年は素晴らしい年になると思う。


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