デンツーの企業理念

 デンツーの株主総会はいつなのか、とホームページを見ていた。
 株主総会の日時は分からなかったが、企業理念のページに釘付けになった。
 そのページのステートメントとして、以下の内容が書かれていた。


【ステートメント】
「そんな手があったか」と言われるアイデアがある。
「そこまでやるか」と言われる技術がある。
「そんなことまで」と言われる企業家精神がある。
私たちは3つの力で、イノベーションを作る。
人へ、社会へ、新たな変化をもたらす。
イノベーションをつくってゆく。


思わず、吹き出してしまった。「なるほどね」と思わされた。昨今のデンツーのブザマな実態の背景には、このような理念があったのだ。


 吉田秀雄社長の『電通鬼十則』には、以下の項目がある。
8.「自信を持て! 自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。」


 現在のデンツーの企業理念に「自信」があるだろうか? 迫力と粘りがあるだろうか? 「新たな変化」は良いが、それがイノベーションと言えるのか? 
 「そんな手があったのか」というアイデアは在る。恥ずかしくも、国民全体を敵に回すアイデアだった。


 また、代表取締役が2人いる。
 一人は生え抜きのデンツー社員で入社年度がイーズカが社会に出た年と同じであった。
 もう一人は、郵政省の出身者で定年退職した人物で、ジャニーズタレントの父親である。
 二人とも、「サラリーマンの成れの果て」の顔しかしていない。


 2020年1月に就任したようだが、即刻解任した方が良いと思う。

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