真昼の轟音

 昼過ぎに家に戻り、昼食の準備をしていた。いきなり轟音が響き、あっという間に去っていく。羽田空港への新航空路はこんなにウルサイのか、と腹が立った。
 しかし、ニュースなどで自衛隊の「ブルーインパルス」による、医療関係者に感謝表明する編隊飛行だと分かった。
 6機の編隊だったのか、ウルサイわけだ。
 むかし世田谷区の下馬に住んでいたので、三宿公園となりの自衛隊病院は良く知っている。
 「ブルーインパルス」という名前がスゴイ。「青い衝撃」である。戦闘機チームとしてはコワイ。
 現在の戦闘機器の進化はスサマジイ。コンピュータ制御のハイテク機器なので、F1マシンのコクピットのようである。
 歩兵部隊など何千人も投入しても、一瞬にして殺戮されてしまう。
 こんにち、国単位の総力戦が勃発したら、どんな戦場になるのか想像もつかない。安倍晋三あたりの言う「愛国心の発露」など何の意味も無いだろう。
 しかし、今日もみどりのタヌキがしゃしゃり出ている。こんどは「ウィズ・コロナ」と言うらしい。繰り上げてスポーツジムなども営業自粛要請が緩むとのこと。それは助かる、運動不足で不愉快な肥満状態に陥っている。
 あまりに醜くて、みずからの肉体を見るのがイヤである。
 タヌキのスタンドプレーには反吐が出る。東京アラートを発信する時は、レインボー・ブリッジを赤く染めるという。
 「ただ会見すればよい」「夜しか発信しないのか」「オマエが人柱となってブリッジから飛び降りろ」と、罵倒することばが次々に浮かんでくる。
 ただ、このタヌキ「カイロ大学首席卒業」とかいう経歴詐称がバレそうで焦っている。
 今日ブックオフに行ったら、その暴露本がすでに店頭に並んでいた。カチカチ山のように「泥船に乗って沈んでしまえ」と本気で思う。
 こんなバカがアラビア語など理解できる訳がない。
 9月入学を意味なく勧めたり、コイツの言うことは「差別化」のみが念頭にある。中身はカラで、権力欲のみが渦巻いている。
 都知事選直前にこんな本が出る。終わりの始まりとして、昼の轟音は、祝砲だと理解している。

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