タリバンを徹底擁護する高橋和夫・放送大学名誉教授の異常性

本日、テレビ朝日「ワイドスクランブル」で、放送大学名誉教授の高橋和夫氏が、あまりにも露骨にタリバンを擁護していると聞いたので、早速確認してみました。

いやーーーーーーこれはひどい。

みなさん、私のnoteも連日タリバン・ネタで飽きた…という人がいらっしゃるかもしれませんが、これは私が常日頃主張している、日本の中東イスラム研究業界のみなさんの異常性を確認するには、またとないチャンスなわけです。

拙著『イスラム教再考』でもとりあげて私が批判したみなさんが、性懲りもなく、現実とはかけ離れた、イデオロギーだけに立脚した奇妙な「解説」をテレビやら新聞やらで繰り広げている。拙著をお読みくださった方はみなさん、それをみて、飯山陽が書いていたことは確かに本当だ！ということを確認されたことと存じます。

高橋和夫氏についても、私は『イスラム教再考』で批判しましたよ。

「イスラム国は日本が好きだ」云々と書いている人です。その割にはイスラム国、日本人を斬首して殺してるんですけどね。なんででしょうね、不思議ですね。日本が好きなのに。

この高橋和夫氏。

今日のテレビ朝日「ワイドスクランブル」で、番組がタリバン政権の内相シラージュッディーン・ハッカニーをとりあげ、これについて「なぜタリバン政権ではFBIに指名手配されている人が閣僚になっているのか」と質問すると、次のように答えていました。

タリバンの人たちの中のパワーバランスをよく反映していると思う。ハッカーニという人の持っている武力が強くて、その人が現場で戦ってきた。この人を表に出すことのマイナスというのはタリバン政権、よくわかっていると思うんですけど、やはり無視できなかった。

えーーーーーっと。

FBI指名手配犯に配慮せざるをえなかったタリバンを擁護してるわけですね。タリバンだってつらいんだ、義理と人情の板挟みなんだ、みたいに、日本人視聴者の情に訴えているわけです。実にアホらしい。

全然そんなんじゃないですよ。高橋和夫という人は、タリバンのことを擁護はするけど、タリバンのことを全く理解してない。

なぜタリバンはFBI指名手配犯を閣僚にしたかって？そんなの簡単ですよ。

タリバンにとって、FBI指名手配犯であることは、むしろ