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イスラム教徒目線で「イマジン」を考える

林外相がG7外相会合の夕食会でジョン・レノンの「イマジン」をピアノで弾いたというニュースがありました。

私が次のようなツイートをすると、

お前はジョンをわかってないとか、イマジンをわかってないとか、それはそれはもうたくさんの「ご批判」をいただきました。

いやこれ、私のツイッターアカウントなんだから、私の感想言ったっていいでしょうが、と思うのですが、ジョン・レノンのファンというのは彼を神格化しているようなところがあり、彼の神聖さをわずかでも汚すような輩は誰であれ許せない!というような心性をお持ちのようです。

ところでのこのイマジンという歌ですが、平和とか反戦を歌ったものだとして「あっち系」界隈で評判が高いですが、これはもう特定思想を持った人、あるいは思想というものについて全くわかってない人だけに大ウケする歌であり、世界に現存する数十億人の人にとっては受け入れ難い歌である、ということはお伝えしたいと思います。

例えば私はイスラム研究者なので、世界に18億人いるとされるイスラム教徒の目線でこの歌の歌詞を眺めてみますと、もう出だしから

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