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衝撃的な子どもの話


皆さんは、思春期の子どもの死因第一位が●さつということを知っていますか?
強烈な文頭となってしまいましたが、事実です。
私は知りませんでした。

といってもこれを読んでいる多くの人たちは、
その事実とかけ離れたところで生活をしていると思います。

ある病院の救急センターに勤務していた、
医療ソーシャルワーカーさんにお話しを聞く機会がありました。

その方のお話しで、もっと身近な話で、私たちにできることで、
とても心に残ったことがあるので、それをお話しします。


話さない子ども

子どもたちは話さなくなっている子が増えていると聞きます。
そもそも話したくないわけではなくて、過去に話したときに、
「話さなければよかった」と思った経験から話さなくなるんだそうです。
話した後の大人の行動を子どもはよく見ているということですね。
話した後に、怒られたり、困らせたり、聞いていなかったり、責められたり、、、
子どもからしたら、「だから話したくなかったんだ」となるそうです。


どうすれば子供が話をしてくれるのか?

そして、言いにくかったであろう、大事なことを言ってくれた時には、
子どもが話してくれたことに対して、必ず「話してくれてありがとう」
という気持ちを伝えてほしと言っていました。
それが「話してよかった」となるからだそうです。
そうした経験を繰り返していくことで、発信できる力がついていくといいます。
そして、子供の発信に対して大人が「動く」ということが大切。
そうゆうことが子どもの「安心感」に繋がるんだそうです。


”ボソッ”と言った一言に耳を傾ける

これは私の体験なんですが、
ある日娘が

「○○ちゃんが最近いつも怒ってる」

といったんです。
幼稚園の帰り道、自転車の後席で”ボソッ”と言ったんです。
前には妹も乗っていて、車や人通りのあるところで、しっかり聞いてあげることはせず、「そうなんだ~どうしてだろうね~」くらいに終わらせていました。ところが、それが次の日も、その次の日も続いて、そこで初めて、

”んんっ!?最近それいつも言ってるな。ちょっとおかしいぞ。”

と思い、その日の夜にしっかり話しを聞いてみることにしました。
内容はどちらが悪いとかはないけれど、
・お友達は娘とずっと一緒に遊びたいタイプ
・娘はそのお友達のことは好きだけど、いろんな子と遊びたいタイプ
2人の意見が合わず、娘が我慢しすぎてお友達の言いなりになっている状態で、自分の気持ちを言えなくなっていました。
”あ~申し訳なかったな。”と反省しました。娘はずっと私に訴えていたのに、さらっと流してしまっていたことを反省しました。
その子のママとは仲が良かったですが、まずは幼稚園内でのできごとなので、先生に相談することにしました。
結果的にはお互いに自分の気持ちを伝えつつ、お互いの気持ちを分かってあげられるようになり、良い距離感をもって遊べるようになりました。

今は、小学校にあがって離れ離れになりましたが、娘が「○○ちゃんに会いたくなって、寂しくなってきた」というので、近々会う予定です。幼稚園でそんな素敵な関係値をつくることができて、素晴らしいなと思いました。娘にとってはとても良い経験だったと思います。

この時のことで分かるのが、大事なことは”ボソッ”と、とか、”なんとなくいう”ということ。きっと何か引っかかっているけど、どう伝えればいいか分からない、まだ整理できていない、でも伝えたい、だから明確にはなっていないまま発しているのだと思いました。娘が何度も言ってくれたからよかったけれど、その言葉を見逃さないということが大事だなと思いました。


話を聞く時間をつくる

今では娘たちの話しを聞く時間をあえて作るようにしています。
私は仕事をしているので、日中や帰ってきてからは難しいので、寝る前に
部屋を暗くして、ゴロゴロしているときに話を聞くようにしています。
これがよくて、、最近はこの時になると、今日一日の思ったこととか、気になったこととかを話してくれるんです。きっとゆっくりしているときに思い出すのでしょうか。スッキリするのか、安心するのか、話しながら寝てしまうことも笑。

皆さんはどんな風に子どもと向き合う時間をつくっていますか?
是非聞かせてください。

※※
ちなみに●さつへの始まりになるきっかけはOD(オーバードーズ)つまり、薬の過剰摂取や自傷だそうです。

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