見出し画像

灰色城綺譚シナリオ:ある聖騎士の死

概要

同人システム『灰色城綺譚』のシナリオ導入。本編は下部のリンクからどうぞ。

あらすじ

高名な騎士が死んだ。騎士は死の間際、聖剣と呼ばれる一本の剣とともに姿を消した。
真の騎士たるものならばそれを追い求めよ。
残された遺言を聞きつけ、騎士達は探求の旅に出る。
果てに行き着く灰色の城で、誰が聖剣を握るのか。

灰色城綺譚『ある聖騎士の死』


招待状

【PC1】

あなたは仕える主君を持たない自由騎士だ。かつて死した騎士に従事していたが、この数年全く連絡を取ることができず、彼の訃報どころかPC3の存在も知らされていなかった。

【PC2】

あなたはとある小国に仕える騎士だ。かつての主君は死んだが、あなたの忠誠はその子供に向いた。あなたが真の騎士であると証明されるならば、国を建て直すことができるかもしれない。

【PC3】

あなたは未だ騎士ではなく、従騎士の身だ。つい一月前まで死した騎士に従事していた。彼の遺言を受け取ったあなたは、それに従い、探求の旅に出る騎士たちを導く役割である。


設定

・聖騎士ペルスヴェル

PC1及びPC3のかつての師。若い頃には特定の主に仕えていたが、ある時から主を離れ、旅の騎士として暮らしていた。口数少ない無愛想な人物だったが、道中に訪れた町を救うなどの功績により、名の知れた高名な騎士であった。PC1とPC3は、彼の「真なる騎士となれ」という文句を幾度となく耳にしたことだろう。「真なる騎士とは、真なる騎士道を心に持つ者である」とも。

・聖剣コルタナ

騎士ペルスヴェルが所持していた一振りの剣。「真なる騎士」が振るえば凄まじい力を見せると言われており、ペルスヴェルは生前この剣を肌身離さず所持していた。現在は彼と共に棺に納められているという。

・NPC:老修道女

旅の出発地点である修道院に住まう修道女。試練についてある程度の遺言を委ねられており、PC3に地図を渡す。PC3とは既知。


舞台設定

・辺境の修道院

旅の開始地点。老修道女が一人で管理をしている。

・墓所

上記の修道院から数日~数週間ほどの旅を必要とする地にある墓所。

・海辺の古城

失踪する直前に聖騎士がPC3を導いた古城。崖下にはすぐ海を臨んでおり、波音が常に城内に響いている。かなり古く、所々が崩れかけているが、どこからともなく差し込む光が薄暗い部屋を照らし出している。

キャラクター作成

・PC1

PC3の先輩にあたる。そのためPC3より年嵩の方が自然だろう。PC3とは面識がない。

・PC2

仕えていた王(故人)や、その遺児に関しては自由に設定してもらって構わない。

・PC3

遺言で示されたのは、旅立ちの地である修道院と、その日時だけである。年若い人物が望ましい。PC1については、聖騎士から聞いていても聞いていなくとも構わない。

キャラクターは初対面となるため、オープニングフェイズ後に感情を設定することを推奨する。

シナリオ本編

TALTOリンク



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?