いつも見上げてた空のあお
だいすきな店員さんがたくさんいる呑み屋で
いつものあのカウンターから眺めるキッチン
こうしてひとり呑みする時代がくるなんて、18歳のわたしは思ってなかった
うん悪く、呑める父に似ず、呑めない母に似たのかと思ってた
ぶっちょうづらで飲み会に参加していたわけじゃないけど
つもる話も特別なくて、呑めないのに笑顔で乾杯して
はぁ、と溜息がもれていたかもしれない
しれっとしていたかもしれない
おとなになったんだからと20歳になった演奏会打上げで
むらさきという名前の飲み屋があったような時代に
すすんで先輩たちに混ざって梅酒ロックを何杯も呑んだら
びっくりするくらい気持ち良く酔っぱらった