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買って良かったベリンガーの激安ファズ(試奏音源あるよ)

活動中のしろうとバンドの曲の中に、意図的に古臭いグループサウンズ風に作ってある曲があり、そこで使ってみたいなと思ってファズを買ってみました。すぐに音聴きたい人は目次から飛んでね。


ベリンガーのエフェクタはとにかく激安なんですが、今回のファズは3300円で買いました。そんな安いファズ大丈夫なの?と思いきや、アマゾンのレビューはなかなか好評なものが多くて、期待半分、心配半分で注文しました。

繊細さやきめ細かさとかはどうでも良くて、とにかくよく歪んで、ツブれた感じとレトロな感じが欲しいと思って買いました。結論から言うと、満足しました

コントロール系はこんな具合です。

レベル、ゲイン、イコライザと、モードを切り替えるスイッチがあり、2通りのファズサウンド+ブースターの3モードです。

ファズ1,ファズ2、それぞれで試奏して録音してみました。

ゲオで1300円で買ったミニアンプにiPhoneのマイクを近づけて録っただけの音源ですが、出る音の傾向としてはこんな具合、くらいの感じで聞いてみてくれるとありがたいです。

演奏が拙いのは勘弁な!でも、ワンテイクで録ったということは言っておきます。いや、せめて言わせてください。

▼試奏音源

※音量注意です。特に後半デカくなるので気をつけてください。

セッティングは両方のモードで、ゲインをMAXにしました。ファズ1はこもった感じファズ2はビリビリした感じで、どっちもよく歪みます。サスティンもよく伸びます。というか永久に鳴り続ける感じ。

どっちのモードも、2本以上の弦を鳴らすとツブれちゃう感じ。コードで弦6本いっぺんに鳴らすと悪意の塊みたいな騒音が(笑)ただ、これってむしろ私の欲しかった音です。

元々買った動機であるグループサウンズ風ファズの音も再現できそうですし、ハクション大魔王のテーマの暴れまくるリードギターの音も出そうです。私をロックに引き込んだレノンのコールド・ターキーみたいなビリビリサウンドだって、頑張れば出せるかも。

ちょっと考えられないくらいの安さを考えれば、いや考えずとも良いエフェクターに出会えたと思います。

難を言えばプラスチックで見た目が安っぽいことと、ツマミを回すのが固すぎることくらいですかね。

音とは関係ないですが、スーパーファズというネーミングのチープさも良いです。スーパーをつけるとすごい感じになるという発想が良いです。ちょっとダサい感じも同時に含んでしまうあたりがたまりません。

スーパーカップ1.5倍とか、スーパー戦隊とか、スーパー海物語についてるスーパーと同じ印象を受けます。だかそれがいい。私は何を言ってるんでしょうか。

ちなみにベリンガーのエフェクタは過去にも使ったことがあります。

ウルトラメタルっていうその名の通りのディストーション、これはじゅうぶん使えるものでした。今となっては古い感じを受ける人が多いかもしれないですけど、いかにもメタルっていう感じの音でした。

コンプ/サスティナーは安っぽくなることもなく、こちらもじゅうぶん使えました。一生鳴り続けるサスティンという面白い体験もできます。一生は盛りすぎですけど。

ウルトラオクターバー、これはダメでした。私の使い方が良くなかったのかもしれませんが、音が安っぽいしオクターブシフトされた方の音が安定してキレイに鳴らないし、当時の印象としては使い物にならんという感じでした。

最近ではJOYOとかDonnerとか、安いエフェクタも評判のいいものが増えてますね。

Donnerのやつはチューブドライブっていうオーバードライブを現役使用中ですが、自然でちょっとレトロ感のあるチューブ風サウンドが得られるし、ツマミの具合で色んな味が出るし、オーバードライブとしてじゅうぶん満足できるエフェクタです。

ベリンガーはそんな激安エフェクタのハシリみたいな印象があります。今となっては後発の激安ものに比べると動作の安定性とかでちょっと見劣りする製品もあるかもですけど、普及し始めた当時は手軽に色んなエフェクタを体験できるんですから嬉しかったですねえ。

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