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−鶸色− 共感覚で見る、色とりどりな世界

ぼくは、「共感覚」を持っている。

ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。
例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする。複数の共感覚を持つ人もいれば、1種類しか持たない人もいる。共感覚には多様なタイプがあり、これまでに150種類以上の共感覚が確認されている。

Wikipedia「共感覚」

ぼくは、文字に色を感じる。ひらがなも漢字も、数字もアルファベットも、それぞれの文字に色がついている。

数字はこんな感じの色に見える。

絶対この色、というわけではなく、文脈によって相対的に変化します。

すると困ったことが起きる。
数式と混色が対応していないのだ。
「2+3=5」は納得だが、「1+4=5」はおかしい。

調べてみたら、同じお悩みをお持ちの方々がいた。おお、同志よ。


でも、おトクなこともある。

例えば、年号の暗記は、数字と色が結びついて強烈に印象に残る。
特にお気に入りは、コンスタンティノープル陥落の「1453」。
赤黄緑青ときれいに並んでいるので、一度見たら忘れない。
卑弥呼が魏に使いを送る「239」もなかなか乙だ。

景色と数字がきれいにマッチしている時もテンションが上がる。
「12月25日」はクリスマスカラーだし、「7月6日」もサラダ色だ。
紅葉の季節に、歩きながら「4+7=11だな」と計算していて、ふと周りを見たら葉っぱが「4+7=11」色をしていて感動したこともある。


ぼくの見る世界は、色とりどりなのです。



【鶸色】ひわいろ
鶸の羽のような色。
「色」という字は鶸色くらいに見えます。





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