考えて。

都民ではありませんが都知事選の行方が気になる、おっさんです。

最近の選挙では決まって「入れる政党がないor今の政権に反対」などの理由で「白票(何も書かない)」を投じましょうという流れがあるけど本当にそれ、効き目があると思いますか?

当たり前ですが「白票」は票にはカウントされません。そう、選挙としてはまったく意味のない行為になります。それでも「白票支持者」はいますよね。

なぜ彼らが「白票」を支持するのか?

1)「白票の多さによって意味や効果が出る」という考え

2)「選挙参加の意義を持つ」という考え

3)「選びたい候補者がいないのに誰かを選べというのは民主主義に反する」から白票という行動が必要になるという考え

どういう事か言うと、白票の数が多ければ、政治家は信任がなかったという事になりので、より政治に励むようになるという事らしい。
また選挙に行ったという意思表示をしていることになり政治を語る資格を生むそう。

こういう考えに至るのって実は誤解をしていたりするんです。

そもそも今の日本の選挙において「白票」はどういう扱いなのか知ってますか?

「白票」は無効票として扱われます。つまり判読不明な物や選挙とは関係のないことを書いた物(落書きした物)、そいうのと同じ扱いってわけです。なので「白票の多さによって意味や効果が出る」という考えは成立しなくなります。だって「白票」のみでカウントされないんですから白票の数なんて分かりようがありませんよね。

「白票」が影響を与えると言えば「投票率」だけじゃないでしょうか?「白票」を投じれば投じるほど「投票率」は上がり「投票率」を上げると言う意味での貢献はある。

で、今の日本の選挙の勝敗が有効票数だけで決めず、「有効票数が一定割合を下回った場合は再選挙する」仕組みだった場合、「白票」は生きてきますがまぁ無理ですよね。

個人的な考えですけど選挙って「誰を当選させたいか」ではなく「誰を当選させないか」っていう妥協付き消去法だと思うんですよね。例えば特に政治家として秀でるものが無く、大した公約もなく、献金団体とか支持母体があって当人が苦労することなく勝手に当選する候補者は入れたくないでしょ?それなら比較的に自分の考えに近い人に投じる方がまだマシ。

考え方は近いけどちょっとっていう人かもしれないけど無能を送り込むよりね? 理不尽かもしれないけどそれが今の日本。

だからって無効票にしかならない「白票」を投じたところで何も解決しない。大企業は自分たちに有利に働くようにして欲しいからせっせと献金をし団体票を投じてる。それを見れば分かるんじゃない?

若い世代は政治に興味が無いって言うでしょ?それを聞いて政治家は若い世代が関心を持つ政治をするようになるハズもなく、自分たちの都合の良いように出来る政治をするようになる。そう、後の祭りではダメなんですよ。彼らを監視する意味でも「白票」ではなく妥協的消去法(戦略的投票)を行いましょう。

で、都知事選挙にも「白票」はダメですよ。



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