総人口の10%。

左利きの話ね。つまり9:1。

外国ではどうか知らないけれど日本国内では殆どのものが絶対的多数派の「右利き仕様」。意外と知られてないのは回転ずしのコンベアの動いている方向。これ右回りなんです。

左利きの人に不利と言われるものは、ハサミを含む刃物全般。それから改札口、習字、イラストの入ったマグカップ(右手で取っ手を持つようになっているからイラストが正面に来る)、ドアノブ、PCのマウス操作、ギターの演奏、スポーツ等の教則本、車の運転、そして文字を書くこと(右から左に書くから手が汚れる)。

逆に卓球やテニスなどの球技は有利と言われてる。球の方向や回転が右利きのソレとは全く違うから。特にテニスは左利きと相対するのは難敵と言われてる。ナブラチロワやマッケンロー、ジミーコナーズらは左手(左利き)でプレーすることで成功を収めたプレーヤー。

何かしらの事故などで右手が使えなくなった場合を除いて右利きの人が左利きにすると障害が出ると言われてる。成長期に右も左も使えるようになっていれば、ある程度の段階で一方を全く使わなくなっても障害は出ない(らしい)。

以前に投稿した記事に出て来るけどスーパーなどのお客を回遊させるのは左回り(反時計回り)で商品棚に商品を並べる順番は自分から見て左から1・2・3・4・5と並べるます。右利きの人は左から物を選ぶ傾向にあるため特に大手のスーパーでは一番左に消費期限の短いものを持ってきます。店員も消費期限の短いものを一番左に並べるように指導を受けます。こうするとうまい具合に消費期限の物は残ることなく捌けていきます。

とは言うものの、一般的に言う左利きの人のうち、どのくらいの割合だったかは忘れましたが完全に左利きですって言う人は非常に少なく、【クロスドミナンス】と言って箸を持つのは左だがペン(筆記)は右ですって言う人がかなりを占める。元は左利きだったが進学する際に矯正されたのが要因(諸説ある)だとされてきたけど、改札やPCのマウスなど利用しづらいが利用しないわけにもいかず慣れない右手で操作・使用していくうちに熟達して特定の物・操作に対しては本来の利き手である左より右手の方が得意になっていき結果、クロスドミナンスになった、というのが最近の要因らしいです。

総人口の10%だから「左利きは天才が多い」なんて言う人を偶に見かけ、イライラする方もいるかと思います。そんな場面に遭遇したなら「言っている貴殿は天才ではなく天才を輩出する確率が高いだけですよ」と言えば溜飲が下がると思います。


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