データ。

仕事をしていく上でデータって重要ですよね?

例えば、スマートフォン。日本国内で利用率は85%なんて言われますが実際、国内で販売されるようになって10数年しか経ってません

ちなみに10代から60代までの年代別利用率が一番高いのは20代で91%。利用率が高い地域は九州で91.6%。

僕がまだ小売業界に漬かっていた頃は市場調査会社に高いゼニを払ってデータを入手し、それを元に販売促進を行っていたわけですが今はネット上でいくらでも無料公開されていますので便利な時代になりましたよね。

インドは「スマートフォン大国(主にAndroid端末)」と呼ばれ海外のスマートフォンメーカーは新製品を作ったら、まずはインドの市場で試す、というのがほとんどです。インドの市場で動きが悪ければ他の市場に出すのは取りやめるとまで言われています。

九州の人は他の地域の人より「新しい物好き」というデータがあります。今までにない新しい物を作ったらまず九州で販売して様子を見るという事がよくあります。企業はこういうデータを元に動くわけですが、最近で言うと「檸檬堂(れもんどう)」というチューハイがこれにあたります。発売当初は「九州限定」でした。また「プルームテック」という加熱式タバコもこれに該当します。

商品(物)を作って販売(発売)するときに、それが受け入れられるかどうかは、世代・男女・地域限定か否かなど狙いたい的を選んで動くわけです。スーパーや大型電器店、量販店、ホームセンター、ファミリーレストラン、コンビニエンスストア、カーディーラーetcは出店(進出)する際に地域のデータを密に収集しています。

スーパーなどが新聞(最近は購読者が減っています)に折り込み広告を入れる際、自分が住んでいる地域のすべての新聞に広告が入っていると思いますか? 地域住民の世帯数・年齢層・子供は多いか・男女比・車の所持世帯数・どの新聞の購読者が多いかなど色々なデータを取った上で広告を入れるわけです。場合によってはA新聞は大きな広告だけどB新聞は小さな広告の場合もあります。最近ではスマホアプリで広告を見られるものがありますのでアレですけども。

まぁデータがすべてというわけではありませんが集めて損することはないと思います。つまり「ヘタな鉄砲、数撃ちゃ当たる」というわけではないということです。


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