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無とは

今日、ケアマネジャーの仕事で
あるご利用者の件で役所担当者に
連絡しました。

そのご利用者は「困難事例」と
いわれている方で関わっている
サービス業者もなかなか苦労して
います。

私があることをその役所担当者に
提案したのですが、はなから反対
意見。

私が説明しているそばから被せ気味
に「これはダメでしょ。」的なこと
を言っています。

この担当者は結構、圧が強いので
何かを言っても否定されたら何も
言えなくなって「じゃあ。それで。」
と答えるしかない人も多いかも
しれません。

その否定的な反対意見を言われて
いる時に、以前の私なら
「あーどうしよう。強く言って
くるな。私の意見をちゃんと
いいたいのにー。」と思いつつ
感情が混乱し巻き込まれて
この担当者に言われるがままに
なっていたでしょう。

今回は、動揺することもなく
その反対意見を言われている間
私の感情は混乱することなく
いわゆる「無」でした。

その担当者が「なんか言ってるなー。」
と思いつつ、感情は空洞のような
感じで、ただ市の担当者が
「意見を言っている。」という
言葉という意味を伝えている
音として聞こえてくるだけ。

そこに感情はのってない。

なので、市の担当者に反対意見を
言われ続けるも、私の本当に言いたい
ことを言えるタイミングを待って
その担当者に伝えたら
「おおっ。そういうことか。
それいいですね。」と納得された。

しっかり人とコミュニケーションを
取れば次のステップへ進めるチャンスを
いかに人間は感情に振り回されて
何度となく逃しているのだろうか
と思いました。

ほんの些細な出来事だったのですが
私にとってはとても価値のある貴重な
体験が出来て良かったです。

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