飲み会でモテない女になれるテク♡5つ

「じゃあ、街コンですね」
現在、私にパートナーがいないことがわかると、
親切な人々がこう言ってくれる。

私は「街コン」なるものには行ったことがなく、
なんなら「街コンってまだあったのか」と思うのだが(当時はこんな商業的なものではなかったような)東京の30代の間ではまだ有効なようですね。街コン。

今日はこの街コンで間違いなくモテなくなれるテクをご紹介しましょう。

ヤフーニュースなどを見ていると
「男子がときめくモテしぐさ5つ」のようなタイトルの記事が出現する。
私だけに表示されてるのかなんだか知らんが、
この類の記事を見かけるたびに煩悶するのだ。

to read or not to read……!!!

クリックするということは「モテたい」と思っていることを肯定することになるが、そこでクリックしないと、自分ではよかれと思ってやっている小さなことが実は男性にとっては重大な何かであるかもしれず、その知識を持っていなかったばかりにめちゃくちゃ損をするんじゃないかという恐怖にかられ、しかもそれは「モテたいという自分を肯定したくない」という自意識過剰による損だ。

・・・で、結局はクリックする。

そうすると、
清潔にしようとか、ネイルは派手すぎずとか、周りに気を遣おうとか
ごく一般的な注意事項が書かれているわけである。

それはもうやってるよ。それでもモテないんだよ。

あと、なんで女子だけがそうしなきゃということなのか意味がわからない。
男性だって、風呂に入って清潔にして
爪を切って(爪が汚れているのはそういう職業もあるからわかるが、長いのはただの怠慢)、周 り に 気 を 遣 え。

だいたい、女性誌の「テク」とか「ゆるふわ」とか「モテかわ」とか
そういう言葉の短縮も好きじゃない。
なにその言語センス。なんで雑誌を超えて文体がほぼ一緒。
学生時代、山田詠美(エッセイでは言葉の小姑ぶりをしばしば発揮)に私淑していた私としては、トウテイ許せんのである。

だいたい、「モテたいですか?」(ゆうこすに真っ向勝負。)

モテるというのは、自分が受け入れるのが無理な異性からのアプローチを拒めないということ。
私は「精神における選択の自由」が何より大事。
どうでもいいやつにモテるくらいなら(A)
好きなタイプから引かれる方がマシです(B)。
(B)は覆せる可能性があるが(A)は覆らないからだ!!!!

そんなわけで・・・

~モテない女になれる!テク♡5つ~

1.料理はとりわけない♡
20代のときは、こんな私も、えらい人たちが集まる宴席などで、気を遣って料理を取り分けたりしていました。が。
普段から優しくて周りへの気遣いのできるあの娘がやるならともかく、あなたがとりわける=男への媚びです! そんな不埒さは即刻捨てましょう。
「各自でいいじゃん! 食いたいやつからさっさと取って食えよ!」
こう思ってるやつが、その時だけとりわけても嘘になる。
優しいあの娘(もしくは優しい年下男子)がとりわけてくれたら、笑顔で「ありがとう!」と言って受け取りましょう。いい子だなあ。

2.席を移動しない♡
このほど、職場の大規模飲み会で、来た人順になんとなく座っていったところ、自然に「男テーブル」「女テーブル」の二手に分かれてしまいました。そこで、「男女混ざるように席を移動してくださーい」と指令が。それを聞いた私の一言。
「男子が来れば良くない?」                    え、だって、女子が“気を遣って”全員動いたら、また別の「女テーブル」ができるだけ。そうやって椅子の上でエッヘンというポーズをしていたら、
それを見て課長が一言。
「それ、モテないやつ…」 面目躍如!

3.隙あらば自分語り♡                        みんな自分語りしないよねえ。シャイなのかな? 謙遜の美徳?
というわけで、私は初対面で「この人おもろそうだから話を聞きたい」人に対しては、自分(から)語り(かけて話の口火を切り)、インタビューする感じで話をしてもらう。そうすると思いがけない一面が見えてきて、「うわ! 面白!」ってなる。                     あ、話を聞きたくないやつにはあからさまにマウンティングしまーす。
私の前でチープな雑学を、トークスキルないのに披露しないでね。
「あ、それ聞いたことあるかもー! ●●●ってことですよね?」
完膚なきまでに叩きつぶします。
トークスキル上げて、「教養」か「発見」を持ってきて頂戴!

4.飲む♡
好きなお酒を好きなように飲みましょう。
ビール、ハイボール、焼酎、ビール。
終電を逃した後のことは知らん!!! 

5.払ってもらう♡
年上で自分よりお給料もらってて家族がいない男性には
「すいません、ごちそうさまでーす!!!」の先手一択。
自分が納得いかない経緯でいただくモノは、
なるべくもらわないようにしていますが、
消え物(舞台上で食べたり飲んだりしてなくなるものをこう呼ぶ)
に関しては、節操なく奢ってもらいます。
「指輪も寿司も自分で買おう!」の西原理恵子先生には怒られそうですが、
誰に奢ってもらっても、美味しいものは美味しいよー。
山田詠美『彼女の等式』を思い出しますね。翌日のお礼連絡はぬかりなく。

もちろん、小劇場系の人たちとの飲み会のときは割り勘。
困ったときはお互い様。安定した収入がある方が払えばいいのです。

・・・この5ヶ条を実践していれば、あらゆる飲み会において、男はほぼ100%予防可。タイプでない男も(そして好みの男も)寄りつきません!

どこかのドラマで「あえて結婚しない男子=AK男子」と言ってたが、
時代は「あえてモテようとしない女子=AM女子」だぜ!

これを実践して好みのタイプにドン引きされて失恋したら、中島みゆきの「わかれうた」を聞いてください。え、この名曲知らない?? 沁みます。女はこわいです。ご一報くだされば一緒に歌います!! 

モテるな媚びるな がんばろうぜキャリア女子!

これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m