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鎌倉に住む

初めまして。2020年の10月に都内から鎌倉に移住し、鎌倉に住むことから見えてくるものや、感じたことを何か書いてみたいと思い、noteを始めました。

鎌倉に住んでみたいと思い始めたのは、アメリカの大学院から帰国して東京で働き出して3か月ほど経った去年の10月頃でした。少し仕事が落ち着いた週末に、一人で北鎌倉の円覚寺を歩いていたら、前日が雨とあって、土の良い匂いが広がっていて、何だかとても満たされた気分になったのでした。東京にいると、アスファルトの道路ばかりでなかなか土の匂いを感じることがなかったので、あぁなんだか生き返るなぁと思ったのです。

その後、コロナの感染が確認されだした2月半ばから、私の組織は在宅勤務に移行したのもあり、オフィスに通わなくても良いなら、オンとオフの切り替えができて、自然環境の多い場所に住みたいなと思い、それなら鎌倉に住もうと思い、今に至ります。結局鎌倉の物件を見つけるまでには半年ほどを要し(これは別途書きたいと思いますが、鎌倉で物件を見つけるのは結構大変です)、最初に引っ越しをした由比ガ浜の物件は、駅近すぎて騒音に悩まされ、3週間で退去するという結果になるなど、引っ越してからも色々あったのですが、少し歩けば海があり、山がある自然豊かな環境は、やはり良いものです。

私は今までいくつかの国に住みましたが、本当に東京は便利な街だと思います。大学生の頃は、そうした便利さや、情報、人が集まっていることや文化的生活ができることに魅力を感じていました。それから10年近く経って、不便な場所や、5年前まで紛争状況にあったスリランカ、車がないと不便なアメリカ西海岸に住んだ経験を通して、逆に東京の物や情報量の多さ、スーパーの多さに、違和感を感じました。そして、物質的に最も豊かな街の人々が、今まで住んだ場所で最も疲れているように見えたことも事実です。

東京に対して鎌倉は、立派なデパートもなければ、スーパーも鎌倉駅周辺に行かないとないし、夜8時になると鎌倉駅でも閑散としています。それでも、人が明るくオープンで、週末は朝からスポーツに励む人も多くて、そのポジティブな雰囲気に触れるたびに、やっぱり引っ越しして良かったなと思います。鎌倉に住むことについて、色々と今からここに書き綴りたいと思います。

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