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渡辺道治先生からの問い

喜びをもたらすプレゼントの共通点って何だと思いますか?


奈良で行われた講演会で、渡辺道治先生が私たちに投げかけた問いである。

この問いに対する答えが、今もまだ頭の中に浮かんでは消えを繰り返している。
だから一度言語化し、整理しておきたいと思った。

渡辺道治先生は講演の最後に「私自身まだ答えは見つかっていない。」と仰っていたことからも、この問いにピッタリとハマる答えはなく、私たちも答えに近いものを探し続けていくしかないのだろうと思う。

この記事では問いを少し変えて、
『喜びをもたらすプレゼントを贈ることのできる人の共通点』についての私見を述べる。

私は、喜びをもたらすプレゼントの贈り手には以下の2つが当てはまると考えた。

・全幅の相手意識
・試行錯誤力


一つ目、無私とは、『一切自分自身の欲望に執着することなく、相手に思いを馳せていること』である。見返り欲しさや、「してやった俺かっこいい」といった自己満足が全くないということだ。
プレゼントしようと思う時に私欲が1mmでもあると、人が持つVARのように敏感なセンサーに引っかかり、一発アウト。喜びは冷めてしまうのだろう。
奇跡の1mmならぬ悲劇の1mmだ。#唐突の比喩

『全幅の相手意識』で、相手に喜んでもらいたいという思いで全身が満たされている時、そこに真の喜びが生まれるのではないかと思う。

二つ目、試行錯誤力とは、『プレゼントを試し、その都度振り返り、更に良くしていこうとする力』のことである。
あなたは誰かにプレゼントを贈って失敗した経験はないだろうか。私はある。それも山ほど。
例えばこんな失敗がある。

高校生時代、当時お付き合いしていた彼女に、私は時々メールで偉人の名言を贈っていた。
「〇〇が~~~と言っていたよ。△△(相手の名前)も参考にしてみたら?」のようにだ。
もちろんよかれと思って、だ。
思い出しただけでも身震いがする。

当然その結果、1ヶ月後には「別れたい」とメールで告げられた。(もちろん他の要因も大いにあっただろうが。)

さあ、私はどうしたか。
「別れたい」というメールに私は「〇〇という人が××と言っているように…」と、ここでも偉人の名言を引用し『僕たちは別れない方がいい!』と長文にわたって訴えたのだ。とんでもない奴だろう?

だが、この世紀の大三振を通じて、私は相手の心に届くプレゼントの贈り方を一つ習得したのだ。

まずは打席に立ってバットを振る(=プレゼントを贈ってみる)こと、そしてそこから得た学びを次の打席に生かしていくこと、その積み重ねが、喜びというホームランを量産することに繋がっていくのだろうと考える。

以上、全幅の相手意識と試行錯誤力、この二つが『喜びをもたらすプレゼントを贈ることのできる人の共通点』だと私は考えた。

再度、渡辺道治先生の問いを投げてこの記事を終えたい。

喜びをもたらすプレゼントの共通点って何だと思いますか?

あなたは、この問いに対してどのような考えを持っただろうか。


p.s.
今回の渡辺道治先生の問いに対する答えは、今後も考え続けていきたい。
半年後、1年後に考えの変容が見られるのか楽しみだ。
ではまた。

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