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お金の失敗からの教訓~今使っているお金は、将来の資金を切り崩している


私は地方公務員です。今年FP1級を取得しました。こんな私のイメージは、「手堅い家計管理で、着実に資産を形成している」といったところでしょうか。実は私、お金にとてもルーズで、その日暮らしを長年してきました。FP資格をとって、お金の勉強をするまでは。

我が家の家族構成は、父(私)、母、娘二人の4人家族です。
現在、子供たちは、大学2年生と高校2年生になっています。
最近になるまで、ほとんど貯蓄をしていません。貯蓄どころか、マイナス家計で長年過ごしていました。明らかに出費過多です。どうしてそうだったか。

子供が幼稚園に通っていたころ、幼稚園費の滞納がしばしばありました。預金口座から引き落としがされず、恥ずかしいことに、何度も現金を幼稚園にもって行きました。
通常、この状況では、家計の見直しを行います。私はしません。とりあえず、その場をしのげれば良いと思っていたのです。で、私はどうしたかというと、預金口座とクレジットカードを紐づけて口座がマイナスになっても、幼稚園費が引き落としできるようにしたのです。引き落としは幼稚園費だけではありません。光熱水道費、電話代、新聞代などあらゆる固定費も引き落とされます。気が付くとみるみるうちにマイナス額が大きくなります。一番ヤバいのが固定資産税です。年4回強制的に引き落とされます。固定資産税引き落としが頭から欠落していて、マイナス残高が大きくなります。半年に1回のボーナスでようやくマイナス口座が解消されます。

私はこんな生活を20年弱続けてきました。どうしてこうなったかと言うと、お金に関する意識が低すぎたということです。手取り給料30万円くらいで、住宅ローン返済額は月額8万円くらい。あと何に使っていたかは、わかりません。信じられないことに、約22万円をどうやって使っていたか把握していないのです。本当にお金にルーズな生活をしていました。
少しずつ、お金の使い道を思い出してみると、
私自身は、釣りにはまり、月5万円以上は使っていたと思います。
妻は、ママ友の集まりでそこそこ使っていたんだろうと思います。
子供の習い事は、ピアノをしていましたので、万単位のお金を使っていたと思います。
私は、株にも手を出しました。100万円程度でしたが、リーマンショックにより株価が半分近く下落した後に売却しました。
これに加えて幼稚園費の支払いです。
そう考えると、そこそこ家計は厳しい状況であったと想像できます。ただし、当時は全く把握していません。バカ者です。

書いてみると、自宅購入したうえで、家族4人がそれなりに活動しようと思えば、1公務員の収入を余裕で超える支出になるという事が分かりました。この状況で、教育費や老後の資金を積み立てようと思うと、至難の業です。生活設計を行っていないが故に、資産形成もできなかったといったところでしょうか。


考え方は
「人生を通じて稼いだ全収入を、人生のどのタイミングでいくら使うか」
ということです。


言い換えると
「当時家族4人がそれなりの活動をしようと思えば、その費用は、将来の老後の資金を使っている」
ということです。

私のルーズな生活からの教訓です。
この教訓を知っているば、当時もう少し意識して節約ができていたと思います。

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