運がいい人の思考~雑誌「プレジデント」を読んで思うこと

最新号の「プレジデント」の特集は、運をつかむ習慣です。

特集の前半を読みました。複数の記事に共通していることがありました。
起きてことに自分がどう感じるか」ということです。
捉え方によって運の良し悪しの感じ方変わるということです。
それぞれの記事で違う切り口からアプローチがあり、多角的に考えることができました。

1 何が起きても肯定的でいられること

昨年「親ガチャ」という言葉が、流行語大賞にノミネートされました。
親ガチャとは「環境や遺伝子は変えることはできない。運も天から授かったものである。実際に、年収の高い親から生まれた子は、教育にお金をかけられるから、高学歴多い。」と解釈できます。運は生まれた時から決まっているということになります。

本誌では、そのことには一切触れていません。「何が起きても肯定的でいられること。」ということが主題となっています。
表紙のタイトルが「運をつかむ習慣」ですから、運は授かるものではなく「つかむもの」である。「習慣」によって得られるものである。というアプローチです。

まず思考方法を変えていくことです。
世の中は自分の思い通りにいかないことが常です。起こったことにへこんで落ち込んで運が悪いと考えていては、良い結果に繋がりません。起こったことに対して、ポジティブに捉えて、取組まないと事態は好転しません。結果的にうまくいくと運が良かったということになります。仮に良い結果にならなくても、起こったことを楽しむくらいの余裕を持つことです。
ポジティブ思考になるためには、自己肯定感を高めること。
アンケート集計の結果が掲載されていましたが、自己肯定感が高い人ほど自分は運がいいと思っているようです。
親ガチャ的発想では、運が上向かないということですね。

アンケート結果で運の良し悪しに影響があることを列挙します。
(私が気になったことのみ)
〇現在の仕事と年収
〇孤独でないセイフティネット(社外とのつながりなど)
〇健康(運動、睡眠、食事)
〇利用するメディアが能動的か受動的か
 -能動的 読書
 -受動的 テレビ、スマホ
〇文化芸術に触れる機会
〇心を整えるメソッド
 -ヨガ、座禅、黙想など

意外だったのが、文化芸術に触れる機会が影響していることです。
他の記事にありましたが、美術品や音楽に触れることで、右脳を鍛えるそうです。右脳は、危険予知などを直観的にかぎ分けることができるようす。想像以上に高度な処理するそうです。右脳の研ぎ澄ましは、人生好転には欠かせません。右脳には散歩も効くそうです。

2 心をニュートラルにする

脳の仕組みは1~4の順番に思考を勧めていきます。
1 知覚・・・情報を取り込むのみ
2 視点・・・長・短・自分・他人・空間・経済などの視点を決める
3 認知・・・短絡的で画一的な受け止め方をすると、マイナスな出来事にたいして、運が悪いと感じる。多角的な受け止め方をすると多少のことも動じなくなる

1~3が瞬時に行われますので、短絡的画一的な思考をしていると、瞬時に怒りがこみあげてくることがあります。
心をニュートラルにして、起きたことを受け止めること。そして、自分にとってより良い受け止め方をすること。このことが運をつかむ思考法です。
心をニュートラルにする方法として、座禅やヨガが良いようです。

3 記憶のデトックスをする

記憶は近くを鈍くします。視点、認知に偏りが生じます。心をニュートラルにするために、不要な記憶をデトックス(消去)する必要がります。

記憶をデトックスする2つの方法
〇 記憶をアウトプットする。
  -頭に蓄積された記憶を紙に書くことで、頭から消去する 
〇 身辺整理(片付け)をする。
  -モノには情報が付随します。この書類は〇〇するためのものなど
   身辺にあるとモノを見るたびに記憶がよみがえります。
   身辺を整理することで、頭に余白を作ります。

4 まとめ

「運も実力のうち」ということわざがあります。
確かにそうだと思います、その理由は天から授けられたものではなく、自分の思考により影響されるものであるからです。自分が引き寄せているのですから実力ですね。
記事を読んで分かったことは、運を引き寄せいるためには、記憶のアウトプットや美術館に通うなど、一定の努力必要であることです。
私は生まれつき悲観的な性格だと思っていました。そうではなくて、心をニュートラルにするよう行動してみようと思います。



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