世界中みんなアミーゴと言ったスペイン人のおじさんたちと性加害の話②


世界中みんなアミーゴと言ったスペイン人のおじさんたちと性加害の話 の続きです。

ホテルへ戻る帰り道、友人と2リットルの水を抱えながら歩く。

「・・・・あのおじさんたち、めっちゃギャルだったね・・・」
「そうだよね・・・私らよりマインドが若かったよね」
「ね。疲れたよね」
「でも世界中みんなアミーゴって言葉、なんか沁みたなあ」

なんて話をしながら、トボトボとホテルまで歩いて帰った。

その後、ライン交換をした友人は何度かやり取りをしていたみたいで、
また一緒に次の日にランチを食べないか、と誘いラインが。
また絶対に体に触れられる。あの雰囲気は絶対にいやだ。ということで
ふわっとお断りした。(友人には違和感があったとは伝えていません)

3日間の旅が終わり、友人とも別れ、旅行楽しかったなあと余韻に浸っていると、やはりあの夜のことが思い出される。

あの時飲み込んだ違和感は、本当は飲み込むべきではなかったのだろうと。

「そもそも距離が近い」「安易に触って欲しくない」「気持ち悪い」「やめてほしい」

そんな気持ちが私の心の中をぐるぐる回っていたのだ。

どうしてもあの時繋いだ右手がとても汚らしく思えてくる
あの手の感覚や、言えなかった自分の気持ち、自分に対しての嫌悪感。

「私が20代女性だったから?」「絶対に逆らわない存在に思えたから?」
「明らかに性的に私のこと見てたな」「妻も子どももいたのにな」「断れなかった自分も悪いよな」「しゃべっている分にはいい人なのかな」

色んな感覚がぐるぐると脳内に流れ込んでくる
(「おごってもらったし、しゃべっている分にはいい人」って思考、いま考えたらグルーミングの入りじゃないかとも思うんですけどね・・・)

なんとか旅の楽しさを思い出し、出来事について反省をすることで、消化していくことができた。2人とはラインとインスタを交換(ほぼ強制)したのですが、もう関わることないだろうということで、どちらも削除。
写真も撮ったのですが、写真を消す際に2人の顔を見ないとで、その時を思い出すので、消せずにいるのが現状。。。(今週中に消そう)

今回の学びと反省点としては

学び
・NOと言わなければ、相手はYESだと勘違いをするということ
ハッキリとした意思表示を自分からしなければ、相手もわからない。
察してほしいなんて無理だ。ましてやお酒の席なので、気が大きくなる分注意すべきポイントであった。

反省点
・体を触られた時、無理にでも離れるべきだった
次回もしそんな場面があったら、「私は体を触らせません」という頑とした態度をとり、適正な距離でお酒を飲む

特に「NOと言わなければ、相手はYESだと勘違いをするということ」
これは本当に大切な考え方だと感じる。
周りがどうとか、空気を壊すだろうとか、その前に自分を守ってほしい。
周りを守って自分を守れない。そんなことおかしすぎる。
自分の嫌な記憶は一生残る。嫌な記憶になる前に、自分の心を守ろう。

冒頭にも書きましたが、この記事は決して誰かを傷つけたいとか、攻撃したいとか、誰かを擁護したい訳じゃなくて、他人事ではないなという気持ちと、自分自身への反省も込めて書いています。

スペインのおじさんたちと飲もうと思ったのも自分。
払えていた手を払えなかったのも自分。
きちんと意思表示をしていなかったのも自分。
楽しかったからこのぐらいは・・・という思考になってしまったのも自分

この出来事が「性加害」に入るのかわかりません。
でも今回の沖縄での出来事は「性加害」について深く考えることができた良い機会だと思っています。

女性も男性も、誰もこんな思いをしないように、させないように、
私の出来事が誰かの心の片隅に入りますように

終わり

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