ガンバへの愛を語る、だけ。
ちょっぴりなんだか、
この文章を書くの、緊張するな。
でも、書きたいんだ。
今のこのドキドキを、ここに、ちゃんと、
記しておきたいんだ。
2023年、9月14日、15日。
全4公演にわたる専門学校の舞台、
『「冒険者たち」〜ガンバとその仲間たち〜』。
無事、幕を閉じました。
今夜は、この舞台について、言葉を綴ろうと思うのです。
私がメインでいただいた役は、「シジン」という役でした。
名前の通り、詩人。
羽ペンと冒険でボロボロになったノートを常に持ち歩き、
心動く時には詩をよみ、美しい石を見つけたらネックレスにしてしまう。
心優しく、困っているネズミを無視できない。
ときにはふざけたりもする、かわいいヤツ。
俳優、アーティストの私と似たところがあって、
演じていてとっても楽しかったのです。
「シジン」という役をいただいてから本番まで、
徐々にシジンへの愛は大きくなっていきました。
7,8月頃になると、シジンがずっと私の胸の中に住んでたんだよ!
かわいい雑貨屋さんに行くと「シジンならこれを選びそうだな、、」と思ったり、
素敵な言葉に出逢うと詩を読んでみたり。
まあ、詩を読むというより、歌詞を書く、感じになってしまったけど。笑
そんな自分に出会うたびに、自分が演じる「シジン」に対しての愛が、どんどん膨らんでいきました。
あとね、あとね、
常に一緒に冒険に出ている、ヨイショ、ガクシャ、イダテン、イカサマも、私大好きなの。
1年生で初めてのお芝居にもかかわらずAキャスメンバーにボロボロ言われてもへこたれず、みんなを引っ張っていくマジ強ネズミのリーダーヨイショを演じた彼も、
(声の掠れは治ったか?笑
たっくさんいろいろと悩んでたね。衣装も、役作りも、全部おつかれさま。)
こちらも1年生で初めてのお芝居にもかかわらず飯田の背中を押しまくって引っ張っていき、なんでも知っている頭脳マジレベチなガクシャを演じた彼も、
(とりあえず本当に未経験か?本番前に見せた不安そうな表情は、今まで必死に走ってきた証だ。ほら!大丈夫だったでしょ!??)
女子共にボロカスに言われてもニコニコして良い奴し続け、踊りと走りなら誰にも負けない元気なわんぱくボーイイダテンを演じた彼も、
(いろいろと当てつけてごめん。笑 貴方がいてくれたから、Aキャスト内で喧嘩が起きずに済みました。ありがとう。いろいろとたくさんありがとうね。)
セクションのお仕事には厳しく普段もやや怖いが優しいところもあり、「シジン」の親友でサイコロばっか信じてる変人イカサマを演じた彼女も、
(初めてちゃんとお芝居できた。楽しかったねー!意見を言い合ってよりよくする稽古の時間、とっても楽しかった。シジンの髪に巻いてるスカーフ、イカサマのズボンと似てたから巻いちゃったんだ〜。)
まーーーーーーーーじ、好きなの。
この5人だったからこそ、今まで冒険してこれたと思うし、ここまで絆が強いんだと思うの。
そこに、
意地張るしドヤるし先のこと考えずに何事にも突っ込んでいってしまうけど誰よりも仲間思いのガンバ、
(まさかの主役、おつかれさま。おかげでガンバ大好きになっちゃったよ。)
食べることとガンバのことが大好きで、
素直な3歳ガキネズミのボーボ、
(ボーボもプライベートもほんとクソガキだけど、演劇になると熱すぎる。卒業までに喧嘩するのかな。)
出会った時からまっすぐな目で心から訴えられる、勇気を持った島ネズミの忠太、
(よく多いセリフ言えました!きゅるきゅるな瞳で助け求めてきちゃうから、そりゃ助けてしまったよ。。。)そしてその姉、潮路。
(The ヒロイン。くっそーー、私の立場とられたー。
いつも優しく味方でいてくれる姿に、感謝感激雨嵐です。)
その4人が加わったら、そりゃ、最高の舞台になるよね。
ごめん。オイボレことトキ爺、完全に忘れてました。
ただのひょろひょろ爺さんだと思ってたら意外と心の芯は太く、真剣なポンコツ姿が愛おしくうざったい、オイボレ、
(セリフにもあった通り、本当にやっかいな爺さんだったけど、シジンがオイボレの世話係で良かった。ありがとう。)
これで、10人だ。揃ったね。
稽古中は、いっっっろんなことがあったなー。
時間の無駄だって言われて稽古中断になったり、
コロナウイルス大流行で稽古中止になったり、
意見の言い合いで喧嘩になりかけたり、
主役のガンバが寝坊してきたり(日常)、
飯田の声が枯れて歌えなかったり(日常)、
衣装が全く決まらなくてみんなで「やばいやばい」って言い続けてた時もあったな。
でもあの日、ステージに立ったとき、
約半年間やってきたことは無駄じゃなかったって、心から思えました。
このセリフはどういう意味があるんだろう。
この句読点は、何を表しているんだろう。
なんでここで、動きたくなるんだろう。
台本から読み取れる全てを、自分に落として、仲間と話し合ってできた作品。
私はステージに立った瞬間のあのワクワク、ドキドキ、一生忘れません。
小屋入りしていよいよ本番ってときに、主役のガンバが熱を出して舞台に出れないと知ったとき、とても悔しかった。
でもそれ以上に、きっと本人が悔しかったよね。
私が見てきた部分は一部でしかないけれど、
とっても頑張っている彼を稽古場で見てきたからこその、悔しさと怒りと、今までの稽古場での思い出がバァーーーーーっと沸いてきて、気づいたら電車の中で1人、涙が止まらなくなってた。
でも、だからこその、15日の大成功があったんだよね。
と、今だからこそ、あの日の価値に気づけるのです。
ありがとうね。
でも、体調管理はちゃんとして!!!!笑
そんなこんなで、思い出の詰まった半年間。
怒られまくって腹立ちすぎて大泣きした日も、
疲れたーー。って言いながらコンビニでアイスを買った日も、
どんな日ももう戻ってこないけど、私の胸の中に大切に、そっと、残しておきます。
何回も言うけど、本当に、大好きだ。大好き。
大好きー!!!!!!!!!!
終わってしまうのは寂しいけど、これからも夢に向かって、みんなで頑張ろうね。
卒業までのあと半年間、よろしくお願いします!
そして改めて、
お越しいただいたお客様、
支えてくださったスタッフの方々、
味方でいてくださった講師の方々、
助けてくれた仲間、家族、
応援してくれた友達、
みんなみんな、ありがとうございました。
みんなのおかげで、大成功できました。
本当に本当に、ありがとうございました!
おお美しき、おお美しき美しき。
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