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あたらしい命

明日から2日間写真展をします。
「あたらしい命」

私、まだ生きている。

これまで何度も何度も死にそうな思いをして、心が折れて、この世界を降りたって仕方ないだろうという思いをしてきているのに
結局復活してなんだかんだ生きているというのを繰り返している。

がんになったことがわかったとき、これは流石に駄目になっても仕方ないよな。とどこかで思っていました。

でも復活できました。自分、しぶといな!と笑えてきます。
ただこれまでと違うのは、今まで復活してきたのは自分を傷つけたものたちへの怒りからだったのが、今回はいろんな人に助けられ、優しさのエネルギーがすごくて、ここで私が心が折れて、去るわけにはいかなくなってしまいました。この優しさを返すために生きようと思いました。

それまではいろんな苦難にあっても、平気なふりをして強がって生きてきたけれどがんになって、それでも休むことを選べなくて、なりふりかまっていられなくなって、しんどいことや弱ってることも発信したり、人を頼らざるをえなくなったら、人は助けてくれました。
優しさをたくさんいただいた。
直接言葉をかけてくれる人の優しさももちろん、何も言わなくても気にかけてくれる人がいることがわかりました。不思議と伝わってくるものでした。
そのことがとてもとても大きな力となって、助けられました。

抗がん剤治療は本当に体がボロボロになってしまう、しんどいものでした。
それでも乗り越えることができたのは人からいただいた優しさのおかげでした。

たくさん心配をおかけしてしまったことも感じたので、もう大丈夫です、私元気になって、生きていきます!と伝えるために
これから優しさを返していくために写真展をすることにしました。

本当にがんだったの?というくらい元気なので、ぜひ会いにきてください

画面では伝わらない、写真展だからこそお見せすることができる写真たちを見ていただきたいです。

命について考えたことを、海で撮った写真たちを集めて展示を構成しています。

こうやって活動が続けられることは周りの皆さん、応援してくださってる皆さんのおかげです。
本当にいつもありがとうございます。

命があること。水面に反射する光のように。
ゆらめくその美しさを写真にして。
それはあたりまえではなくて、いつ、いつ還ってしまうかわからない。

人が、人を生かした事実がここにあります。
私が生きて、写真展ができることがその証です。
あまりにもすごいことです。

あなたが誰かを思うこと、そのことは本当にすごい力になるんです。

写真活動を続けられます。
これから、また生きて、たくさん撮らせてください。
そのはじまりをぜひ見にきてください。
お待ちしております。


飯田エリカ写真展「あたらしい命」

〇日時
2024年02月11日(日)- 02月12日(月・祝)
・11日(日)  12:00 ~ 19:30
・12日(月・祝)11:00 ~ 18:30

※入場は無料です。
※両日とも飯田エリカ在廊(12日のみ午後からの在廊予定です)
※12日(月・祝)の17:00頃より、一般の方も気軽にご参加いただける『ちょっとしたパーティー』を開催予定です。

〇場所
渋谷レンタルスペースギャラリーZAB
・住所:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町29-35渋谷D マンション5F
・地図 :


私の世界は変わった。人が変えてくれた。
じゃあ、世界は変わるんじゃん、って思う。

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