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好きな道具で、その日を気持ち良く始める。硝子工房クラフト・ユーが届ける、愛らしいガラスたち


ー作り手

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今回ご紹介する硝子工房クラフト・ユー(徳間保則)さんは、耐熱ガラスを素材としたティーポットやカップ、キッチンアイテムを制作されています。丁寧な手しごとから生まれるおおらかな丸みが美しいフォルムと、暮らしの道具として欠かせない機能性が魅力です。

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ブランド名は「自作の工芸品(クラフト)をあなたに(ユー)に届けたい」という思いから名付けられました。切れ味抜群の醤油さし、ポット内の対流を助け茶葉のうまみを引き出すティーポット…作品としての見た目の美しさだけではなく、日々使う道具としての使い勝手の良さも重視されています。

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作品の中には大量生産・オートメーション生産では出来ない方法でデザインされた特徴があります。

大量生産・機械化が多くを占める近頃において、丁寧な手しごとにこだわりデザインから制作までを自ら行い作品を届ける、その原点について詳しく伺いました。


ーものがたり

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もともとは都内の耐熱ガラス製品メーカーに勤務していました。製造、販売の経験を積んで、さまざまなお客様とお話していく中で、「自分のオリジナルを作って提供していきたい」と独立を決意。新潟県の柏崎市にちいさな工房を構え、一からスタートしました。

都内の耐熱ガラス製品メーカーに26年勤められた後、1991年に工房とブランドを立ち上げたそうです。その一因となったのが「お客様の生の声」でした。販売の経験の中でお客様と接するうちに、独立と要望に応える作品づくりへと気持ちが動いていきます。

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製作・販売を自分で行うことによってお客様が何に困っているのか、どんなものが欲しいのかを製作に活かしました。後に「お醤油が垂れてこまる」という声から液だれしにくいお醤油さしを開発。現在も多くの方に支持され口コミで評判が広がっています。

そして、店頭で聞こえてきた生の声を元に生まれたのが『液だれしにくいお醤油さし』です。液だれしにくいという機能性だけでなく、ガラスならではの澄んだ透明感と曲線、アクセントにもなっている蓋が愛らしい作品です。

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お客様の声に応え、なおかつ既存の製品にはない美しさで物としての価値を生み出す。長年の職人としての技術と美意識が、存分に活かされています。


ー想い

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暮らしの中で毎日顔を合わせるガラスですので、手に取る人の好みやライフスタイルに合わせて「選ぶ楽しさ」をご提供できればと日々製作しております。自分の好きな道具を使って一日が気分良く始まったり、何気ない暮らしの一部の楽しいひとときになれば大変嬉しいです。

硝子工房クラフト・ユーさんが手がける作品は、どれも日常的に使用する「暮らしの道具」です。毎日のように目にして、手に触れる物だからこそじっくりと、そして楽しく選んで欲しいと語ります。どれにしようかと選んでいる時から、作品との心地よい関係が始まっているのです。

アロマデフューザー(ARO-80)

お茶を淹れてほっとする朝、揺れる火を眺めながらアロマに癒される夕暮れ。何気ない時間が硝子工房クラフト・ユーの作品によって、きっと豊かなひとときになるはずです。愛らしい作品の数々から、ぜひお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。


ー作り手情報


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