「香り」をアクセサリーとして"装う"。様々なシーンに香りの可能性を広げる、ALMAのアロマピンズ
—作り手
一見普通の金属のボタンに見えるこちらは、ALMA(アルーマ)さんが開発した、中にアロマを入れて身に付けることができる「アロマピンズ」。なめらかな感触のボタンピンはアルミニウムから一つずつ削り出したもの。中にコットンが入っており、自分の好きな香りを染み込ませることができます。
ストールを留めるブローチや帽子のワンポイントやジャケットの胸元やネクタイピンなど、男性女性を問わないデザインです。
直接ふりかける香水と違って取り外しが自由なので、香りが気になるシチュエーションでは外し、その後また付け直すといった使い分けも可能です。
ピンズよりも少し大振りなこちらの作品は、アロマカプセル。日本では、昔から白檀などの香料を入れた「香袋」を身だしなみやお守りとして持ち歩いたという文化があります。このカプセルは、そんな香袋を現代風にアレンジした商品なんだそう。
バックやポーチの中に忍ばせて、お好みの香りをいつでも感じられるお守りとしてお使いいただけます。
ブランド名のALMAは、アルミとアロマを掛け合わせた造語。アルミニウムとアロマオイルという、一見混じり合うことのなさそうな2つの素材が、ALMAによって新しい香りのデバイスとして生み出されたのです。
—ものがたり
ALMAの製造元である株式会社石井精工は創業60年以上。主に、自動車関係のゴムパーツを成形する為の金型を、設計・製造している会社です。
ゴム金型は、工場の機械に取り付けてゴム製品の型を取るために使われるものであり、一般の人が目にすることはほとんどありません。
金型を製造している側も、この金型が何の商品を作るための金型なのかわからないことが多々ありました。
そこで「自分たちが作っているものが街の中や身近なところにあれば、仕事をしていく中で社員のモチベーションに繋がるのではないか」と思ったそうです。また、時代の流れにより製造業で働く人が高齢になり、新しい担い手が減少傾向にあります。若い世代に製造業やモノづくりについて興味を持っていただけるきっかけ作りも大きな目的のひとつでした。
商品の販売を始めると、ピンズの形状からは町工場の職人技術が垣間見え、アロマが好きな方やファッション好きな方など、普段、製造業をあまり知らない方々から興味を持っていただくことも増えたそう。
実際に商品を手にしたお客様が「こんなオシャレなものを町工場で作っているの？」と驚かれることもあるんだとか。
ALMAは、名前の由来にもある通り、強堅な印象を与えるアルミニウムと柔らかい印象を与えるアロマオイルが掛け合わさって完成する商品です。
正反対の印象を与えるものが融合することで今までにない新しさが生まれ、町工場の印象からは想像ができないアロマという香りやデザイン性から驚きや面白さを感じていただけます。
香りを自由に持ち運べるというコンセプトも相まって、その斬新さから雑誌・TVでも取り扱われることが増えていったそうです。
—想い
ブランドコンセプトは "香りを自由に持ち運べるアロマアクセサリー"。商品を通して、製造業やゴム金型についてあまり知らない人たちに少しでも興味を持っていただきたいという思いも込められています。
石井精工の職人が持つ、金属の切削加工技術を多くの方々に使ってもらえる商品で知ってもらえたら、そんな嬉しいことはないと考えスタートしました。
長年培った自動車産業向けの金型加工技術を活かした職人による手作業と機械を使いながら、接着剤や溶接など一切使わずに、アルミの塊からピンの針先まで、1つ1つ丁寧に削り出しており、匠の技がたっぷりつまったこだわりの商品です。普段、なかなか触れることのない金属の削り出し商品であるため、削り出しの跡など目で見ても楽しめます。
カラーは、単なる色付けではなく、アルミの繊維に色を染め、表面に皮膜を作って傷を付きにくくする"アルマイト染色"。高級感のあるこだわりのカラーになっています。
ALMAの商品は、『香りを自由に持ち運べる』ことが大きな特徴です。ピンズやカプセルの中にアロマオイルや香水を浸したコットンを入れることで、場所を問わず気軽にお好きな香りを楽しむことができます。
コットンに浸す量を変えることで香りの調整ができる上、肌に直接つけなくてもピンズやカプセルの中に香水を垂らすことで香りを纏うことができるので、肌の弱い方などにもおすすめです。
アロマやおしゃれが好きな方、製造業やモノづくりに興味がある方など…少しでも気になりましたら、是非、弊社こだわりの商品をご覧ください！
アクセサリーとして、香りを"装う"という新たな発想を生み出し、それを熟練した職人とともに実現したALMAさん。
豊富なカラーと、シンプルなデザインは男女問わず身に着けることができそうです。これからの季節、ギフトにもぴったりではないでしょうか。
—作り手情報
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？