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疑念ではなく、許しと信頼を。


「弱者のふりをした卑怯者は混じっていないのか?」と語る長谷川豊さんに伝えたいこと。」という記事がよく読まれているので、補論を書いておきます。


ぼくの基本的な世界観として、「誰かの不正を疑えば疑うほど、社会は劣化していく」というものがあります。

これは、難しい話ではありません。

たとえば、あなたの会社で何か不正があったとします。「上司が横領をした」とかにしましょうか。

すると、会社としては「再発防止」の対策を講ずることになります。

経理申請を厳格化し、部門長の承認を必須とする。
内部通報制度を整える。
親族が会社を経営している場合は、その詳細を会社に共有する。

チェック、ダブルチェックの体制を作り、次の不正を防ごうと考えるわけですね。

一見合理的に思えますが、その実、これは大半の社員にとっては、面倒極まりないことです。

上司が横領をしたばかりに、面倒な業務が増えまくるわけです。99.9%の社員は横領はしないでしょう。0.01%の不正を防ぐために、膨大なコストをかけている、ということです。

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