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【新常識】Web3時代のSNS「DeBank」が色んな意味でヤバい。

イケハヤです。

三連休、やることがなくてブログを書いてます。

今日のネタはサクッとした話で、新しいSNS「DeBank」がヤバいので紹介します。


Web3時代のSNS。

DeBank」は、もともと仮想通貨のポートフォリオ管理ツールです。

Revoke機能が非常に便利で、魔界DeFiを触ってる人なら、まず知らない人はいないでしょう。

そんなDeBankが、突如、SNS的な機能を出してきました。

現在はタイムライン機能はリリースされておらず、

・フォロー機能
・Web3ランキング機能

の2つが実装されています。

ランキング機能がなかなかそそられまして、虚無的な作業を終えて75位まで上がりました。

あとちょっとがんばったら10位くらいになりそうですが……すぐに抜かれそうなのでやめましたw

上位のウォレットを覗いていくと、1000億円(!)規模でDeFi運用しているクジラも見つかったりします。これはおそらくAlameda Researchのウォレットですね。


財布の中身が丸出し。

で、このDeBank、SNSとして見ると相当に「ヤバい」んです

何がヤバいって、各ユーザーの財布の中身が丸出しなんですよ。

論より証拠、ぼくのプロフィールを見てください。

ぼくがこのウォレットで保有している資産が、なんとひと目でわかります。マジか。やめてくれよ。

さすがにメインウォレットで使う勇気はないですね……w

各ユーザーの資産が丸見えというのは斬新すぎますね。

タイムラインでは、各ユーザーがブロックチェーンでどんな資産移動、どんな操作を行ったかが流れるようです

「イケハヤがCryptoPunksを売りました」みたいな情報が、フォロワーに自動で流れるわけですね。嫌だなw

ただ、クジラと言われる大口のウォレットの監視には、かなり便利なツールとなりそうですね。


資産を公開するのは常識になる……かも。

かつて日本では「実名顔出しのFacebookは絶対に流行らない」と言われていました。

それがどうでしょう?

今や、Facebookはアラフォー以上の世代が愛用するSNSと化しています。

「実名顔出し」が受け入れられたなら、「資産丸出し」が受け入れる可能性もあります。

アカウントの資産が公開されていることには、メリットもあります

というのも、資産状況を見ることで、そのアカウントの信頼性が、一定程度担保されるんですよね

たとえばぼくのウォレットにはBAYCが鎮座してますが、これはぼくが実際に購入したものです。1400万円くらいしました。このサル、高いんですよ……。

かわいくないけど、最近愛着が湧いてきた

わかる人が見たら

「へー、イケハヤBAYC持ってるんだ。しかも36ETHで買ってるし。あいつのこと嫌いだけど、まぁこれはすごいかもね」

という感想を抱くかもしれません。

あるいは、ぼくのウォレットのNFTを見て

「おぉ、イケハヤ、国内クリエイターのNFT、数百万円分買ってる!? 身銭切って応援してるんだな〜」

とか思ってくれる人もいるかもです。

自慢のコレクションです

ウォレットの中のNFTを偽造することは、絶対にできません。

仮にコピペして同じ画像でNFTを作っても、それは本物と同じようには認識されませんし、オンチェーンの履歴を見れば瞬時に偽物であることがわかります。

ツイッターでは「本当に稼いでいるかわからない、怪しい起業家アカウント」が山ほどあります。資産50億円はすごいですね〜〜。

資産50億円

資産を公開できるWeb3時代なら、「資産50億」を証明することもかんたんです。

上述のとおり、その資産を偽ることもできません。ブロックチェーンでは、ウソが付けないのです!

たとえば、CryptoPunksを3〜4個持ってたら、なかなか本物感ありますね。DeFiでも10億円くらい運用してたら、なお説得力あります。

さらにいうと、ウォレットの履歴も偽ることができません

仮に、ウォレットのなかのNFTが、第三者から不当に盗んだものであれば、かんたんに犯罪行為がバレてしまいます。

逆に、有望なプロジェクトに早期に関わっていたのなら、その履歴もしっかり記録されます

ぼくは「2019年7月くらいからDeFiを使っている超初期ユーザー」ですが、それもチェーンを見れば証明可能なのです。

この履歴すごくないっすか!?(自慢) DAIがまだSAIです!

というわけで、Web3時代が本格的に到来すると「偽物が本物のふりをすることが、事実上不可能になる」わけです。


ウォレットは信用スコア。

「実名顔出しのほうが信用される」という意見がありましたが、これからは「ウォレットの資産を公開しているほうが信用される」のかもしれませんね。

人材を採用するときにも、ウォレットのアクティビティが見られる時代は来そうです。

というか、一部では来てますよね。

ぼく自身は、Ninja DAOのコントリビューターを選定するときにマジで見てます。ウォレット見れば一発でクリプトリテラシーわかりますから。

LinkedInのようなビジネスSNSでは、「ウォレット資産を公開できる機能」はユーザーメリットもありそうです。2022年にも実装されるかも?

分散型SNS時代が来ると、ウォレット同士のソーシャルグラフも、信用スコアに影響を与えるようになるでしょう。

インフルエンサーにフォローされていることが、ウォレットの信用スコアに影響を与える未来です。

DeBankのランキングロジックでも、「誰からフォローされているか」が考慮されるようになりそうですよね。

「フォロワーの総資産」がアカウントの価値になったり……?「イケハヤのフォロワーの総資産は53万ドルです」みたいな。嫌ですねw

追記:DeBankは大きな価値を生むかも……?

ちょっと追記です。やすさんのツイートより。

「ウォレットの情報が立体的になる」というのは非常に重要な指摘で、これまでは、せいぜいENSとそのアバター(NFT)くらいしか、明示的なデータはなかったんですよね。

DeBankのようなサービスが発展していくと、ウォレットの持ち主のプロフィール情報が充実していきます。

この情報を使えば、より高精度に広告・マーケティングを行うことができるようになります。

たとえば「日本語話者で、フォロワーが100人以上で、合計1000ドル以上のNFTを保有している人を対象に、DAOの求人広告を露出し、求人に応募してくれたらガバナンストークンを自動的にエアドロする」なんてことも可能になります。

激化するユーザー獲得競争において、「ウォレット連携型のSNS(ソーシャルグラフ)」は、有効なソリューションになりえます。

そんなわけで、2022年は、DeBankのような次世代SNSが乱立してくるでしょう。

給付金も期待できそうですが、そのぶん、詐欺も増えるのでご注意を……。

Ninja DAO」でも分散型SNSを遊び尽くしてますので、ぜひご参加ください。

みんなでワイワイ手探り状態!

詐欺に対する注意喚起もしているので、初心者の方は防御力も高まると思います。

それではまた!

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