ローラ、長谷川潤も活用中。「Snapchat」に見る、スマホ時代のあるべきコンテンツフォーマット。|イケハヤ次世代メディア論
有料マガジンでは、ややマニアックな「次世代メディア論」も展開していこうと思います。
専門的な論考になりますが、「付いてこれる人はオレに付いてこい!」というマッチョなスタンスです。
「Snapchat」を理解しよう。
第一回目は「Snapchat」。
日本ではまだ来ていませんが、海外では爆発的な人気を誇り、すでにデイリーのユーザー数は「1億」に達しているとか。「LINE」と同規模か、それを上回っているユーザー規模です。
「70 Amazing Snapchat Statistics (March 2016)」という記事からいくつか数字を抜粋すると、
・アメリカのミレニアル世代(2000年以降に成人、あるいは社会人になる世代)の30%が、定期的にアクセスしている。
・毎秒9,000枚のスナップが投稿されている。
・毎日80億回のビデオ再生。
・2015年度の予想収益は5,000万ドル。
なんてところ。ちなみに、これまでの調達額は13.4億ドル。日本円で1,500億円。なんじゃそら、という規模の注目ベンチャーです。
サービス内容については、すさまじくざっくりいえば、「海外でめちゃくちゃ流行ってるLINEっぽいサービス」と思っておけばいいでしょう。
特徴として面白いのは、一定時間でメッセージ・写真が消える仕様になっているんです。
「いまこの瞬間だけ、人と画像を共有したい」時に活躍するツール、それが、Snapchat。送った画像は開いたあと最大10秒で自動的に削除されます。保存(スクリーンショット)もしにくい仕様になっていて、しようとすると送り主に通知が行きます。
このように「おしゃべり感覚で写真をやり取りする」「後に証拠が残らないので、誰かに広められる心配もない」ということで、1日に2億枚以上もの写真や写真につけられたテキストがユーザーの間で飛び交っているとのこと。
送った画像が自動的に「消える」。LINEのライバル=スナップチャット、人気の理由。(五百田達成)
リアル世界では「おしゃべり」は消えてなくなるものなので、Snapchatの方がむしろ「自然」であるようにも思います。
まぁ、おしゃべりするような友だちがいないぼくには、関係のないツールですね。LINEすら使ってないし……。「利用者の7割が女性」という統計を見るに、アラサー男子はあんまり対象じゃない気もします。
が!「Snapchat」は次の時代のコンテンツフォーマットを提示してくれているんですよ。ユーザーとして使うことはないでしょうけれど、このフォーマットのあり方は研究の余地がありまくり。
【目次】
・Snapchatの特殊なコンテンツフォーマット「Discover」を体験しよう。
・スマホ時代に求められるコンテンツフォーマット、3つの着眼点。
・日本の芸能人も使ってた!「Discover」以外の活用法。
・で、日本にSnapchatは来るの?
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