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【炎上覚悟】国産ジェネラティブは、このままだと死屍累々になります。

イケハヤです。

この記事は、書くか悩んだんですよね……。ほんとうです。

結果的に、他のプロジェクトを批判してしまうことになるので……。

なんかまたアンチが増えそうだなぁ……と。

わざわざ公開で書くメリットはマジで薄いんですが、それでも、やっぱり日本のNFT市場のためには誰かが言わないとダメだし、ぼく以外に言う人もいなそうなので、書いてしまいます。

嫌がらせ、炎上は慣れてますから……。でも、最近だいぶ、マシになってきてますね。

では本編いきましょう。


完売しないプロジェクト、mint割れするプロジェクトが増える。

「死屍累々になる」とは、何を言っているかというと……。

ここから先、「日本市場をメインターゲットにしたジェネラティブNFTプロジェクト」の多くが、完売しなかったり、完売直後にmint割れすると見ています。

不吉な予言です。でも、これはたぶん、マジでそうなります。


申し訳ないですが……6月2日に販売された「Flower Lolita(フラロリ)」の事例を挙げます。例がないとわかりにくいので。

「フラロリ」は本格的なNFTプロジェクトで、もちろんスキャムではありません。

運営主体は明確になっており、また、共同創業者には本田圭佑氏が入っています。

デザインもオリジナリティがあり、マーケティングもしっかりしています。これは人気が出そうだなと思ってました。

ぼく自身も期待をしており、応援も込めて、WLの配布に協力し、共同AMAもやらせていただきました(明示しますが、無償の協力です)。

そんなフラロリですが、蓋を開けてみると……mint割れを起こしてしまいました。

フラロリは、WL価格が0.05ETH、パブリックセールが0.07ETHでした。

リビール直後には、0.025程度までフロア価格は下落し、初期で買った人は「レアを引いた人以外は損をした」という状況になりました

これはちょっと衝撃的で、ぼくはむしろ上がると思ってたんですよね……。

リビール翌日、朝起きて「0.026」という数字を見て、桁を読み違えたのかと思ったレベルです。

フラロリ自体、プロダクトとしてはしっかりしているのに、なぜ、mint割れをしてしまったのか。

NFTプロジェクトを運営している人は、これ、よく考えないとダメだと思います。

(なお、フラロリは別に終わったわけではないので、今後、価格が上昇し、mintした人が報われる可能性は普通にあるとも思います。BAYCだってmint割れした過去ありますしね。)


なぜこうなったのか?

迷惑が掛かりそうなので名指しにするのは控えますが、その他の国産プロジェクトでも、mint割れ、あるいは完売しない、といった状況が起こっています

これは、フラロリだけではないのです。

てか、フラロリは相当マシで、この先がんばれば、余裕でなんとかなると思ってます(それもあって挙げさせていただきました)。


mint割れ、完売しない……なぜ、こうした状況になってしまうのか。

理由は、これです。

「初期販売(調達)額が、今の市場規模に対して大きすぎるから」

プロジェクトの質が悪いとかそういう話ではなく、マーケットの問題なのです

具体的にいきましょう。。

日本市場で、特にpfp系のNFTを買っているウォレット数は、約9000程度です。

こちらは、Ninja DAOのほうで、国内市場メインのジェネラティブコレクションを買っているウォレットを調査してはじき出している数字です。

Ninja DAOマッドエンジニア・むなかた総理のツールより

全力マンさんの調査とも似た数字になっていますね(調査対象はちょっと違いますが、やってることは同じです)。

エアドロに備えてウォレットを分けている人や、ランキング経由で入ってきた海外の短期トレーダーなどを除くと……。

日本でpfp系ジェネラティブを買っている人は、おそらく7000人程度です。

一人あたりの投資予算は、おそらく1ETH程度……でしょうか。あるいは、もっと少ないかもしれません。

仮に1ETHとしても、7000ETH程度の予算しかないことになります。

そして、今市場にいる人たちは、すでに予算を使ってしまっています。

特に直近は「Isekai Sagaを買ったので、もうETHがありません」という方の声を複数聞きましたw

そんなわけで、今の日本市場にあるリスクマネーって、おそらく1000〜2000ETHくらいなんじゃないかなと見ています。てか、もっと少ない気もします……。

国内市場を狙ったプロジェクトは、この予算を奪い合っていくことになります。熾烈な争いです。

今控えているプロジェクトで、調達額が大きいものは、400〜800ETH程度を調達する目標を掲げています。

海外にまでうまく届けば、この目標は達成可能ですが、国内メインではさすがに難しいでしょうね。よしんば完売までいったとしても、あとが続かず、mint割れする未来が見えます……。


ではどうする?

解決策は4つです。

難易度順にいきましょう。


①焦らず待つ!

もっともかんたんなのは「市場が成熟するのを待つ」ことですね。

何も、こんなに買い手が少ない段階で、プロダクトを投入する必要はないんです。あと半年も待てば、日本市場のNFTのバイヤーは2万人程度には増えているでしょう。

その頃にはイーサリアムメインネットもアップグレードされ、ガス代も安くなっているはずです。

また、クレカ決済でNFTを買えたり、coincheckなどでも気軽にNFTが買えたりする未来も到来しているでしょう。

急ぐ理由がないのなら、待つのがベストです。こんな無理ゲー市場に、せっかくのプロダクトを焦って突っ込むことはないのです。CNPだって、もっと待ちたかったですよ、ほんと……。


②安く売る!

2つ目は、「販売価格を下げること」です。

CNPと、これから続くCNPファミリーは、その多くを「0.001ETH」で販売する予定です。

この価格なら、ほぼ確実に完売し、しかもmint割れも起こしません。CNPのように二次流通で価格が上がれば、投資家やクリエイターも利益を得ることができます。

Ninja DAOは「安価なNFT」を供給することで、市場拡大を実現していこうとしています。

まずは、市場に人を呼び込みましょう。

7月17日は「CNPJ」、7月末?には「VLCNP(ベリロンCNP)」を控えています。

8月も「CNPR」、その先には「HASHIRU!」もありますね。

すべて、0.001ETHの予定です。気軽に買えるラインナップを揃えることが、当面は非常に大事だと思ってます。

(補足をすると、Isekai SagaのようなP2EゲームのNFTについては、安く売ってしまうと逆にゲームの経済性が崩れるので、P2Eについては、なるべく高く売るべきだと思ってます。)


③新規顧客を死ぬ気で取る!

3つ目は「まだNFTを買ったことがない人たちに、死ぬ気で売り込んでいく」という道です。

CNPは、この道をひたすら突き進んでいます。

実際、CNPは多くの方に「はじめてのNFT」として選んでもらっています。

データで見ましょう。

CNPを保有するウォレットは4071、そのうち3,181ウォレットが「CNPしか入っていない」状況です。ぼくたちの強さは、ここにあるわけですね。

先週末はおもち先生による神セミナー企画も動き出し、まだまだ初心者の方々を巻き込んでいけそうです。


④海外を狙う!

これは日本市場の問題なので、そもそも海外に出てしまえば、まったく関係がなくなる話でもあります。

さいとうなおき先生の「MEGAMI」なんかは、はなっから海外しか見てない感じですよね。正しいと思います。

でもまぁ、海外マーケットを攻めるのは、そんな簡単でもないし、何よりコミュニティを作っていくのが難しいですね。

CNPは日本市場フォーカスです。海外に届けるのは、もっと基盤が固まってからでいいかなと思ってます。


NFTは面白い!盛り上げていきましょう。

CNPを販売して、そろそろ1ヶ月です。

ここまでやってみて思うのは……。

コミュニティ要素が強いpfp系ジェネラティブって、日本市場とめちゃくちゃ相性がいい気がしてるんですよね。

CNPをやってみて、海外とはいい意味で違った盛り上がりを感じています。

まだまだNFTの面白さは伝わっていません。引き続き、日本のNFT市場を盛り上げていきましょう。

多少炎上しようとも、良い方向に持っていきたいですねぇ……。


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