ガーデンズ文学カフェで取り上げた本
ガーデンズ文学カフェとは
2010年10月から2013年7月まで鹿児島市の商業施設マルヤガーデンズ内の「ガーデン」と呼ばれるコミュニティスペースでおこなわれた読書イベント。企画・運営は鹿児島国際大学国際文化学部の小林潤司研究室と鹿児島大学法文学部の井原慶一郎研究室。1stシーズンから6thシーズンまでシーズンごとにテーマを設定し、各シーズン3冊（おおよそ英米文学、日本近代文学、日本現代文学）を選書した。案内文は以下のとおり。
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ガーデンズ文学カフェとは、一冊の本をなかだちにして、職業、性別、世代などの枠を超えてさまざまな人が集まり、その本の魅力や自分なりの読みについて、お茶を飲みながら語り合うカジュアルな読書会。小林潤司（鹿児島国際大学教授）と井原慶一郎（鹿児島大学准教授）が案内役を務め、テーマによっては特別ゲストを招きます。司会や進行役には、小林ゼミと井原ゼミの学生たちが当たります。
▼詳細は以下を参照。
1stシーズン「庭園文学百貨店」（2010年10月〜11月）
◉バーネット『秘密の花園』（新潮文庫）
◉江戸川乱歩『パノラマ島綺譚』（角川ホラー文庫）
＊特別ゲスト 村瀬士朗氏（鹿児島国際大学准教授、日本近代文学）
◉梨木香歩『西の魔女が死んだ』（新潮文庫）
2ndシーズン「子どもたちの時間」（2011年5月〜6月）
◉ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』（新潮文庫）
◉樋口一葉『たけくらべ』（角川ソフィア文庫）
＊特別ゲスト 村瀬士朗氏（鹿児島国際大学准教授、日本近代文学）
◉湯本香樹実『夏の庭 The Friends』（新潮文庫）
3rdシーズン「恋するブンガク」（2011年11月〜12月）
◉シェイクスピア『ロミオとジュリエット』（角川文庫）
◉夏目漱石『それから』（新潮文庫）
＊特別ゲスト 村瀬士朗氏（鹿児島国際大学准教授、日本近代文学）
◉村上春樹『ノルウェイの森』（講談社文庫）
4thシーズン「本を開けば、旅」（2012年6月〜7月）
◉有川浩『阪急電車』（幻冬舎文庫）
◉夏目漱石『草枕』（小学館文庫）
＊特別ゲスト 村瀬士朗氏（鹿児島国際大学准教授、日本近代文学）
◉カズオ・イシグロ『日の名残り』（ハヤカワepi文庫）
5thシーズン「ブンガク食堂」（2012年11月〜12月）
◉向田邦子『父の詫び状』（文春文庫）
＊特別ゲスト 三嶽公子氏（ＮＰＯ法人かごしま文化研究所副理事長、日本近代文学）
◉夏目漱石『坊っちゃん』（新潮文庫）
＊特別ゲスト 村瀬士朗氏（鹿児島国際大学准教授、日本近代文学）
◉ディケンズ『クリスマス・キャロル』（岩波少年文庫）
6thシーズン「青春学園読書部」（2013年6月〜7月）
◉恩田陸『夜のピクニック』（新潮文庫）
◉フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』（新潮文庫）
＊特別ゲスト 千代田夏夫氏（鹿児島大学講師、アメリカ文学）
◉村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』（文藝春秋）