Microsoft Office Home and Business 2019 OEM版の海賊版が流通している

2~3年前からMicrosoft Office の非正規品がヤフオク等で数百円で流通していますが、それと同じ頃から2019のOEM版が数千円で大量に出品されるようになりました。それまではOEM版は1万5000円から2万円程度で取引されていました(これもライセンス違反ですが)。これは非正規品が流通し出したから正規品の価格が下がったというわけではなく海賊版が流通していると考えるのが妥当です。

例えば下記ヤフーフリマ出品者は「Office Professional Plus」のパッケージ版を販売していますが、実際にはこのような商品は存在しないのでこれは確実に海賊版になります。こういった海賊版を販売しているアカウントが「Home and Business 2019」を数千円で大量に販売しています。

https://archive.is/E6SA6
https://archive.is/LmQFg
https://archive.is/7Sb2x

海賊版を販売している業者が正規品を仕入れているわけがないので、Home and Business 2019も海賊版と考えるのが妥当でしょう。こうした業者はヤフーショッピングにも存在します。出品者はもちろん中国人です。

https://archive.is/g2mVR
https://archive.is/pGn5L

無自覚に海賊版を売買する可能性も

このように大量に海賊版を出品している場合は、出品物を見ればヤバいとわかりますが、そうでない出品者でもこうした業者から買って転売している可能性もあります。その為、もはやOffice 2019で安心できるものは存在しないと言ってよいでしょう。

パソコンに海賊版が付いている可能性も

ヤフーショッピングや楽天市場を見ていると新品パソコンにOffice Home and business 2019を付けている出品者がいます。プロダクトキーパックがないなら100%非正規品ですが、プロダクトキーパックがついていてもヤフオク等で仕入れた海賊版を付けている可能性があり安心できません。

メーカー出荷時より付いているOfficeじゃないと安心できないと言えるでしょう。通常メーカー出荷時より付いている場合はパソコンの梱包箱にプロダクトキーパックが入っています。デルの場合は梱包箱の外側に貼られている透明なビニールに入っています。

そもそもOffice Home and business 2019は2021が出た時点で販売が終了しており、2022年以降のパソコンで2019が付いていることはありません。2019は2025年10月14日でサポートが終了するので今更買うべきものでもありません。今でも2019を販売している業者には注意しましょう。

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