パズルのピース #3 宙に浮いている時間
これは現実ではないという祈り
私の生きる時間軸には宙に浮いているような空間があった。
それは別次元のどこかで起きていること。
だから現実ではない。
そう自分に言い聞かせるように強く念じるように祈っている時間が宙に浮いていた。
それは、おぞましい、体中に虫唾が走るような、嫌悪感でいっぱいの中で、その時間が終わるのをひたすら身を固くして耐えている時間だった。
吐き気を催しながら、どんなに激しく拒絶しても、止めてと強く主張しても、お願いだからやめてくださいと懇願しても、止まらな