メンタル関係の書籍 その肆③

本日も少々…

第3章では、
会話上手になる考え方と題して、21のコツが掲載されています。

冒頭で著者は、
「どんな相手との会話でも完全に無意味なものはありません」と仰られています。
そして、どんな相手とのどんな会話からでも学ぶ姿勢が大事だとも語られております。

また、
「手紙に書いた取り返しのつかない一言が、家族全員の幸福を壊してしまうこともある」と、手紙を慎重に取り扱うことを求めています。
これは、
現代における電子メールやSNSへの書き込みなどに置き換えても、
重要な示唆を含んでいると言えると述べられています。

それでは、本章よりまた一つ…

自分の長所と正しさを自覚する

人の上に立ちたい、目立ちたいという欲望は抑えるべきです。
自分には優れた能力や長所があると思いこんでいる人にとって、
偉大な人間になりたいという欲望を克服することがいかに困難か、
私はよく知っています。
しかし、軽蔑すべき頭の悪い連中が、
大した努力もせずにいっぱしの目標を達成し、傲慢にもあなたを見下している―——これは実につらい状況です。
それでも、絶望してはいけません。
自分に自信を持ちなさい。
周囲の人々にも、運命にも、世間の称賛にも左右されない尊いものが存在します。
それは、自分の長所と正しさを自覚する意識のなかにあります。
その存在は、他人が気づかなければ気づかないほど強く感じられるのです。

疲れない人間交際のコツ/アドルフ・F・V・クニッゲ 服部千佳子訳

本日はこのへんで…
それでは、また!

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