自己啓発書 その肆④

STEP2 睡眠の「質を上げ、脳と体を劇的に回復させる」

前チャプターでは、入眠・起床前後の20分の削減から始まり、「即寝の7つの技術」と「即起きの4つの技術」を活用しながら、効率的な早寝・早起きの習慣を身に付ける術が述べられた。
本章では、睡眠のメカニズムを理解し、その上で睡眠サイクルに則った、効果的な休息を摂ることが目的となっている。
睡眠には、
脳の休息時間である「ノンレム睡眠」体の休息時間である「レム睡眠」があり、
前者では脳が休んでいる間、体では新陳代謝が促進され免疫機能が高まり、細胞のメンテナンスが行われる。
後者では、体が休んでいる間、脳では記憶の固定化と筋肉の疲労回復が行われており、体は休息状態ではあるが、脳が働いているために眠りは浅く、このタイミングに起床をするとスッキリと目覚めることが出来るのだと仰られている。
これらは約90分の周期で繰り返され、重要なのは、深いノンレム睡眠を入眠後180分の間にもってくることを推奨なさっている。
この入眠後180分の時間に細胞の修復を行う「成長ホルモン」が多く分泌されるためであると述べられている。
このホルモンは、促進・回復・修復・燃焼等、体に様々な働きかけを行い、この180分をぐっすりと眠ることが出来れば出来るほど、脳と体の疲れがとれ、翌日にスッキリと目覚めることが出来るという。


朝5時起きが習慣になる5時間快眠法/坪田聡
ダイヤモンド社

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