本記事より第2章となります。
第2章はユーモアで勝つと題されており、
何か腹立たしいことに直面しても、
相手の欠点や癖を直そうなどと思わないこと。
そのエネルギーを滑稽でエレガントな解釈をすることに振り向け、
笑い飛ばしてしまいましょうと述べられています。
このユーモアなセンスで切り抜けるのに効果的な相手が、
高慢で横柄な客への対応での場面。
高慢な人は、知ったかぶりで自分の方が優れていると思っているのだと…
そして、自分の自尊心を満たしたいがために、
相手に恭順を示させることを求めてくるのだそうです。
この背後には、人には気づかれたくないコンプレックスが隠れており、
自分が小さいことを何とかして認めまいとする努力なのだと仰られています。
こういう横柄な人に、「あなたは間違っている」という必要はありません。