【小説版】まんがでわかる7つの習慣⑤

第4の習慣 Win-Winを考える

人間関係には次の6つのパターンがあると述べられています。

①Win-Win
結果に対して、どちらも同じ程度にメリットを感じ、満足を感じている状態。
②Win-Lose
結果に対して、自分は満足しているが、相手は不満を感じている状態。
③Lose-Win
結果に対して、自分は不満や我慢を感じるが、相手は満足している状態。
④Lose-Lose
結果に対して、どちらも損をしている状態。相手を負かしたいあまり、損をしてもかまわない行動に出ると陥る。
⑤Win
相手の結果がWinだろうがLoseだろうが構わない。
とにかく自分のWinだけを追求する状態。
⑥Win-Win or No Deal
Win-Winを目指したいが難しいとわかった場合、
取引をしない(No Deal)という選択。

【小説版】まんがでわかる7つの習慣/フランクリン・コビィー・ジャパン監修 山神碧文


自分にも相手にも双方の満足が得られる結果になるのが望ましいのだが、
そう簡単ではない。

ましてや、
世の中にはWin-Loseが支配する競争社会(自社が儲けるために下請け企業を酷使する、上司が楽をするために部下に仕事を押し付ける、会社の規模や年収を比べて自分が上だと喜ぶといった態度)があり、
中にはLose-Win(相手に好かれたい思いが強いせいで、自分の不利益に目をつむってしまっている。)であるにもかかわらず、
それをWin-Winだと誤解している場合もあるという。

ただ、このWin-Winの関係を理想論だと感じることもある。

そういった感情を著者は、「欠乏マインド」と仰っている。

幸せの量は決まっていて、一切れ取ると自分は損をする。
自分にそんな欠乏マインドを感じたら、「豊かさマインド」に発想を切り替えることを勧められている。

この豊かさマインドとは、
「すべての人が満足することは可能だ」という発想であると…

第1、第2、第3の習慣で得た誠実性や、
豊かさマインドに基づく「人格」は、Win-Winをつくる重要な柱。
素晴らしい人格での交流は、高い信頼に基づく「人間関係」を構築し、
議論を尽くして双方が納得する「協定」にも到達できるのだと仰られています。

【小説版】まんがでわかる7つの習慣/フランクリン・コビィー・ジャパン監修 山神碧文

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